ひぃばぁの一日。

うちに来た去年の段階では、昔自分がどこに住んでた、なんてことは全く気にしてなくて、うちとデイサービスの往復に文句を言うこともなく、
デイサービスがお休みの日には「(デイサービス)今日行かんの？」と残念がり、
しょうがないから代わりに私やばーちゃんがそのへんドライブに連れてってたひぃばぁ。

でも、ここ2ヵ月ぐらいで若い頃住んでいたうちのことを急に思い出したようで、最近はとにかくその「古いうち」に帰りたがるようになった。

今日もお昼、ばーちゃんがその「古いうち」あたりにドライブに連れて行ってたんだけど、
帰ってきて10分後、上着を掛けにひぃばぁの部屋に入ったら、
「今日、古いうち行く？」と。

ひぃばぁ、さっき行ってきたで、と言うと
「えっ？行ったん？私古いうち行ったん？」と。

近所のおばちゃんと会ったでしょ？とか一通り話して、ひぃばぁしぶしぶ納得。
部屋を出る…と、10分後、ひぃばぁ服も着替えず寝ちゃう。。。

あーあー寝ちゃってる。

じゃ、今度起きたときパジャマに着替えさせようか？って言ってたら、
30分後、ベッドに座ってる。

ひぃばぁ、着替える？と声を掛けると、
「今日古いうち行くん？」と。


…またひぃばぁの一日始まっちゃったよ。。。


2月に心不全で入院して以来、寝ているときも部屋の電気消すのを極端に嫌がるようになったんやけどね、
これ、夜中も時々やるらしくて、一緒に寝てるばーちゃんがたまに怒ってる。

「ああ、どんどん壊れてくな…って」とぼやく。


自分の親だから、私が思うのとはまた違うんだろうなぁ…。


「ほんと、親は最後までいろんなことを教えてくれるって思うわ。
年取って、自分もこうなるのかもしれないっての、考えさせられる。
私もこうなったらごめん」とばーちゃん。


年取って出てくるのは「素」だとひぃばぁ見てて思う。

隠してた自分の困ったちゃんな部分が出てくるみたい。


それを受け止められる周りの人との関係を、作っておかなきゃいけないんだな、と。

考えた夕方でした。



さ、晩御飯手伝ってこよ。