気管支喘息について③ | ケアした患者様1000人以上☆ハッピーヘルスケアサポーター太田みき【北海道・全国】

ケアした患者様1000人以上☆ハッピーヘルスケアサポーター太田みき【北海道・全国】

看護師になり18年目。小児科病棟に8年携わり、がん看護にも携わってきました。ハッピーヘルスケアサポーターとして患者さま、その家族に寄り添います。

こんばんはお月様
ハッピーヘルスケアサポーター
太田みきです。
 
{80CFA1D7-2909-471D-8CE6-EF735DB3DDA3}

 

きょうは、喘息発作時の対応について…

 

(1)あわてずに子どもの様子を観察します
・機嫌、顔色、指先や顔の色

目の縁や鼻の周りの色、好んで取る姿勢

痰の絡まり方などをみます。
・大人が不安がると子どもにその気持が伝わるので

大人がまず慌てないことが大事です。

 

(2)体温を測ります

 

(3)水や白湯を飲ませます
・お湯や水を飲む時にうまくいかずに

咳き込んで吐くこともありますが、心配ありません。

むしろ嘔吐にともなって痰を出させ

その後の呼吸が楽になる場合もあります。

 

(4)呼吸をゆっくり深くするように声がけします
・(鼻が詰まっていなければ)口を閉じ

鼻から息を吸い込み、お腹をふくらませます。

息をゆっくり吐き、お腹をへこませていきます。
・日頃からこの呼吸法を練習しておくと

発作時に役に立ちます。

 

(5)気管支拡張薬の吸入や内服、または貼付を行います
・息を吐いてゆっくりと吸いながら薬を吸入します。
・息が吐けないほど、本人が混乱しているときは

内服と吸入を両方行う、貼付で薬の効果を

持続させるなど工夫します。
・薬の効果が出てくるまでの様子を観察します。
・吸入薬がないときは内服します。
・同じ種類(例えばβ2刺激薬)の

内服薬と貼付は併用しません。

 

(6)発作が続くときは、もたれかかる姿勢

または上半身を45度ほど起こした姿勢で休みます
・上半身を起こした姿勢は

仰向けに眠る状態よりも楽に呼吸ができます
・楽な姿勢を維持するために、枕やクッション

クッション代わりに折りたたんだ

タオルケットなどを活用します。

 

(7)本人が寒くないよう衣類などで

温かくして室内の換気をします
・軽い発作の時は、新鮮な空気を吸いに外にでることや

近くをドライブすることも

気分転換を兼ねて効果があります。

 

(8)手のひらでさすったり、タッピングします
・ゼロゼロと痰が引っかかって

行ったり来たりしているような音がするときは

手のひらをお椀を伏せたような形にして

胸の中央部分やわき腹を

リズミカルにポンポンと

下から上に叩き上げます(タッピング)。

何回かやっていると痰が取れることがあります。
・背中はドンドン叩くのではなく

ゆっくりさすります。

本人の気持ちが落ち着くのに役に立ちますし

発作で緊張してカチカチになった身体を

和らげる手助けになります。

 

(9)抱っこ
・背中を冷やさないように抱っこしたり

本人の不安が強い時に抱っこします
・大人が子どもの椅子になるような格好で

大人の足の間に子どもを座らせ

大人のお腹に子どもが背中を預けるようにすると

長時間の抱っこの負担が軽減されます。

 

 

 

 

無料ヘルスケア相談しています。

例)・急な発熱、どうしたらいいの?

  ・鼻血が止まりません。どうしたらいいの?など…

詳細はコチラ