だいぶアグレッシブなタイトルですが、あくまで占星術も精神科的知見や経験も中途半端にしかない状態で、個人的な考察を書きなぐる記事ですのでご容赦ください
私の息子は発達障害の傾向があります。
おそらく病院に行けば診断はつくでしょうが、強く受診や検査を勧められる機会はなく、また私自身が診断名として正式に伝えられることで、そのフィルターを通してしか息子を見れなくなりそうな気がしていて、今後も積極的には診断をつけてもらおうとは思っていません。
学校でトラブルがあったり本人の困り感が大きくなることがあればもちろん然るべき機関に頼るつもりではいます。
ですが、どうしても小児発達の専門機関や専門職に対して、「特性を通してしか我が子を見てもらえない」という感覚が強くあり、苦手意識があるのが正直なところです…
今まで出会ってきた方の全員が全員そうではなかったのですが、いくつかの特性チェックリストに当てはまれば、「はいはいそんな感じね」で特性を通した切り口でしか見てもらえず、しっくりこない、もどかしい、悔しい経験をすることが少なくありませんでした。
「あなたの方こそ白黒思考でマニュアル外の非言語的情報を拾いきれてないんじゃないの?」なんて腹の底では思っていましたw
私もどこかで息子の発達障害を認めたくなかった思いがありましたし、自分はその分野の経験もないのによくもそんなこと考えたよなと今となっては思いますが、当時の素直な気持ちを否定する必要もないかなとも思います。
ホロスコープを知って、息子のチャートに、どこか発達障害らしい傾向が表れていないだろうかと見てみました。
まだまだ知識が圧倒的に乏しかったころは、エレメントの偏りや水星の状態、ハードアスペクトの多さなどに注目してみました。
火2・地2・風2・水4
活動2・不動4・柔軟4
私や旦那より偏ってない…!と驚きましたw
息子はタイプ的にアスペルガー気質が強めなので、「風が少なくて空気が読めないのかな?」「水が少なくて他者の感情を感じにくいのかな?」などと思っていましたが大外れでした。
ホロスコープって当たらないのかな?よくわかんないやーとしばらくはこのことについて考えないようにしていましたが、最近改めて考察すると見えてくることが増えています。
アスペルガーっぽさは5ハウスカスプ水瓶座で、その5ハウス内にある金星と水星。その水星は乙女座木星を頂点として牡羊座天王星とヨッドです。
水瓶座的な他者へ迎合しない論理や理想を重んじる思考が、牡羊座天王星から独特さを与えられつつ、繊細さや緻密さを拡大させる方向を、無意識的に過剰に求めるような傾向があると言えるでしょうか。
乙女座木星は12ハウスなので、本人も余計自覚しにくかったり、落としどころや着地点が見えにくくて水星はあくせく働かせることになる可能性を想像します。
このような無自覚な過剰さや追求する感じは、ある種発達障害でいわれている「独特なこだわり」的な雰囲気を感じます。
そして同じく5ハウスには太陽と海王星がオーブ0度10分で超タイトにコンジャンクション。
まだ太陽っぽさは発揮できていないとは思いますが、「周りにどう思われるか関係ない」とする5ハウスに4天体あり、かなり強調されています。
海王星の影響で、理想が高くなる半面自覚できなくて曖昧になったりして悪目立ちすることもありそうですし、この辺も独特さとして表れそうだと感じます。
ただ、金星も5ハウスにあり、パラスとぴったりコンジャンクションでもあるので、「自分の好き」を大切にできるような価値観を持てれば、十分良い方向で生きられるのではないかなと希望を持っています。
ライツがMCとトラインなので、そこも安心材料にしています。(母はMCにハードのみw)
一方でアセンダントは天秤座。他者が気になる、他者と比べながら自分の価値観を見出していくサインです。
実際の息子も、独特さはありながらも、妙なところで周りが気になったりすることがあったりします。
「周りと比べても良いけど、色んな人がいて、自分が好きなものを大切にしても良いんだよ」と天秤座が強い私だからこそ言える部分を、押しつけにはならないように丁寧に伝えていけたれとは思っています。
個人的には天秤座はアスペルガーっぽさのある星座だと思います。
石井ゆかり先生の著書を読んだ時、「論理を重んじるあまり、感情的な部分を疎かにしたり見下したりすることもある」「自分の中で十分に整合性をとってきた大切にしてきた論理で足元をすくわれたり、自分の首を絞めることがある」「完璧主義で均衡のとれるたった一点を捉えようとする」などといった解説があり、アスペルガーの特性と共通するところが多く感じられました。
アスペルガーは「言葉を言葉のまま受け取る」「明確な指示でなければ通じにくい」「非言語コミュニケーションが苦手」といった特性もあり、この辺りは空気を読んだり状況を察する力のある天秤座には当てはまらないところもあるように感じますし、天秤座=アスペルガーという短絡的な発想ではありません。
旦那は風天体が0なのですが、やはりどこかコミュ障っぽく見える時もあります。(旦那よごめんw)
でもよく話をしていると、「相手はこんな気持ちでこんな状況を経て話しているだろうから、自分がなんと声をかければ良いかわからない」という考えがあるようです。
実際に空気が読めていないとか、相手の気持ちが分からないというわけではないんですよね。
発する言葉は多くないけれど、選ぶ言葉は的を得ているし、論理に偏って人情を見失う感じではありません。
で、タイトルの「不感症」ですが、これは性的な意味でなくて、「自分の感覚を感じられない」という意味でこの言葉を選んでいます。
発達障害や一部の精神疾患のベースには、その「自分の感覚を感じられない」という「セルフモニタリング能力」が弱いというところがあるようです。
疲れているのにやりすぎてしまって交感神経優位、感情のコントロールも難しくなるなどの関連があります。
あまりメジャーではないですが、愛着障害もかなり関係はありそうです。というかたいていの人が重複していたり、二次障害的に持っているイメージです。
「感覚」といえばホロスコープでいうと「地」エレメントです。
コミュ障っぽさがあっても(旦那よごめんw)、地エレメントが少なくない旦那は、確かにセルフモニタリング能力がしっかりあって、精神を病むような「生きづらさ」は感じられないように思います。
月は土星や天王星とスクエアで、一見情緒の不安定さが想像できるチャートですが、月金星タイトにトラインの私よりもはるかに安定してみえます。
月の揺らぎに上手く付き合えるような対処を学んできた結果としてあるのかもしれません。
息子は地エレメントが2天体ありますが、木星と冥王星で個人天体ではありません。
私の地エレメントは海王星のみ。
息子はまだ小学生ですしわかりませんが、私が一番不感症っぽく、そこから精神を病んで病院へ行けば発達障害やら精神疾患の診断やらつくんじゃないかという感じです
自分の感覚に注意を向けるワークは非常に重要なのだと改めて思います。
以前鍼灸師さんに「頭と身体がきりはなされてるね」と言われたのが印象的でしたが、どのような学問、どのような視点、どのような切り口かの違いはあれど、普遍的な体質や特性の傾向というものは存在するのではないかと思います。
そしてそれは固定的な部分と流動的で可逆性のある部分とどちらもあり、決めつけるべきものではないとも思います。
不調になった時にたまたま発達障害やコミュ障などのネガティブなイメージのある言葉で表現された時、人は劣等感を感じたり、諦めを覚えたり、逆に自分が弱者であるという安堵に救いを感じる人がいるのかもしれません。
きっと宇宙視点で見れば、どんな言葉で表現されようと、どうでも良いことですね。
それでも地球で、現代で、日本で生きているからには、そのような概念や風潮と上手く付き合う術を身に着けていく必要性がありそうです。
自戒を込めて。