先日、ソーラーリターンチャートを出す際にリロケーションが必要なのかというところと、それであればハウスカスプがずれるのでアングル(アセンダント・ディセンダント、IC・MC)のサビアンを読むときは注意が必要そうだということを記事にしました。
(こちら→ソーラーリターンチャート(太陽回帰図)検証【リロケーション】【MC】【サビアン】)
あとは、そもそも出生時刻がずれている可能性もあるのでは…?と考えると、ネイタルチャートですらアングルのサビアンを読む時には多少の疑いと言うか、前後の度数まで確認してみても良いのかもなとも感じました。
そんなことを考えたもので、「天体のサビアンであれば、出生時刻やリロケーション云々に関わらずある程度確実に読めるのでは?」という発想に至りまして、この記事では現在有効なソーラーリターンチャートにおける天体のサビアンと実生活を照らし合わせて考察をまとめたいと思います!
(私の誕生日の9月末まで有効なチャートではありますが、誕生日の2~3ヶ月前から次のチャートの影響が出てくるとも言われていますので、残すところ1~4か月は有効なチャートです。)
10天体全て考察したら、すごく個人的なうえに長くなったので、先に総括を書きたいと思います
・月はサビアンそのものと言うよりもアスペクトから受ける影響を体感することが多そう。
・水星のサビアンで、思考の傾向を客観的に把握することに役立ちそう。
・土星のサビアンで、1年における、向き合うべき、学ぶべき事象を知ることに役立ちそう。
・天王星のサビアンで、変化を起こしたり好転させるポイントを知る手がかりになりそう。
・冥王星のサビアンで、強制性のある出来事を知ることに役立ちそう。(強制される必要のないことは全くでない可能性もありそう)
・ネイタルにないサインの天体や、ネイタルで使いにくさを感じている天体は、発揮するのが難しそう?
初学者が1年分のソーラーリターンを振り返っただけの考察ではありますが、こんな感じです。
サビアンもしっかり意味を理解しようと思えばかなり奥深い物なので、ずれた受け取り方をしているところも多々ありそうです…
また、ハウスはリロケーションの有無でずれることも考えて、考察にはあまり入れないようにしているので、具体性に欠ける感じにもなってしまいました。
色々頼りない考察にはなっていますが、ただ漠然と振り返りをするのではなく、何か「基準」「軸」となるものがあった上で振り返るというのは面白いものだなと感じました!
星が与えてくれる情報は果てしなく限りなくあり、ソーラーリターンチャート1年分というのはその中でほんの一側面にすぎないとは思いますが、「当たる」「当たらない」ではなくて、「こんなことを学ぶことにつながったな」「ここは実感できなかったから自分の中に欠落した要素があるかも?」「ここはピンとこないけど、実はラッキーポイントかも?」などという気づきを得るような視点で見ていけたらと思いました!
鏡リュウジ先生は、「ソーラーリターンチャートは運命を紐解くツールとしてではなく、意識課すべきテーマを表す」といった解説をされていましたので、チャートを読む前提として、何らかの目的意識がないと成立しにくそうだとも思いました。
ソーラーリターンでピンとこないことが、プログレスやソーラーアーク、ハーモニクスやハーフサム(ミッドポイント)などで表れている可能性もありそうです。
良くも悪くも、チャート1つ切り取って絶対的なものではないという前提で、主導権は常に自分にある心構えで星を眺められたらと、改めて感じることができました!
また、自分の肌感で掴んだことを生かして次のチャートが読めるというのも、純粋に楽しみになりますね。
では、ほぼ自分用ですが、ソーラーリターンチャートにおける10天体のサビアンと、それを基にした体感のすり合わせと考察を以下にまとめます。
※サビアンはチャートの度数を1度繰り上げて読んでいます。
※サビアンの解説は、いくつかのサイトを参考にしてみました。
・サビアン占星術(サビアンシンボル)とは? | 魔女っ子の12星座占い (horoscope777.com)
・すたくろ 〜star-clock-work 〜 - サビアンシンボルと占星術のお話 (sutakuro.com)
月:感情
魚座7度【岩の上に横たわっている十字架】
限界突破、周囲に迎合せず自分の直観を貫く、これまでの世界観の崩壊
→感情そのものにこのような雰囲気があったというよりは、そのようなことを感じざるを得ない状況になったような気がします。自分のこれまでの価値観を信じたままでは進んでいけないように感じ、苦しい思いをすることが多かったです。ソーラーリターンにおいて、月と土星がコンジャンクションなので、このように重い感じで現れた可能性もありそうです。
水星:思考
乙女座18度【ウィジャ盤】
※ウィジャ盤=西洋版こっくりさん
自分の影や無意識と付き合う、予感・直観を活用する
→現実に起こっていることそのものを思考するというより、もっと深いところや自分の自覚していない感情や欲求について考えることが多かったので、当てはまる部分はありそうです。
金星:喜び
獅子座22度【伝書鳩】
啓発、貢献、危うい思考の人を諭し助ける
→この度数はネイタルの金星と全く一緒なので?、すごくピンとくるところはあまりないかもしれません。ネイタル金星は、トールハンマーの頂点でもあり扱いにくい印象のある天体でもあります。
啓発や貢献ができるような場面も限られていましたし、今まで自分が「人の為」と思っていたところが、どうやらそうでもないらしいということに気づかされることの方が多かったですw
ソーラーリターンチャートでは天王星とオーブ2度弱とタイトにスクエアなのも関係ありそうです。
太陽:目的意識・意図
天秤座5度【心の内面の知恵を教える男】
仲間との交流から自分の意思が明確になる、親近感、類似性、知識
→ソーラーリターンなので、ネイタルの太陽と同じですね。気の合いそうな人には積極的に質問したり関わろうとする姿勢は持てたと思いますが、そこが軸となって活動するような雰囲気ではなく、太陽がまだまだ使いきれていないなと痛感します。
火星:行動力
天秤座21度【海岸の群集】
浅く広いコミュニケーション、誰にでもフレンドリーに接する、優れた社交性
→これは…全然発揮できなかったかもしれませんw もともとネイタルで天秤座強めですし、常々社交には気を遣っていますが、月が疲れて火星どころではない感覚が強かったです。ソーラーリターンにおいて火星と月はセスキコードレイトということも関係ありそうです。
逆に今からでも浅く広いコミュニケーションを意識した行動で太陽意識に良い影響を与えられるのでしょうか…?この火星はリロケーションしてもしなくても6ハウスにあるので、そこまで開放的な感じで発揮されるものではない気もしますが。
木星:拡大発展・寛容さ
牡牛座15度【マフラーと粋なシルクハットを身に着けた男】
経済活動、洗練されたセンス、謙虚、落ち着き
→こちらもまったくピンときませんw 経済活動については特に変化もなかったですし、お洒落とは縁遠い生活でした…
木星は1ハウスにありますが、身体的に不調を感じることも少なくありませんでした。
木星に拡大してもらえるほどの何かが準備できていなかったのかもしれんし、もしかしたら木星の表す「寛容」という側面がでて、経済にもお洒落にも執着しなかったといううこともあったりするのでしょうか…?
土星:課題・制限
魚座2度【ハンターから隠れているリス】
他者との距離感を保ち本心を見せたがらない、防衛心、慎重さ、人の心を先読みする
→こちらは土星的な「課題」としてみると、当てはまるところがかなりあります!他人と関わるときに必要な防衛方法が身についた1年だったと思いますし、それによって自分の価値観を大切にする視点も得られてきていると思います。
まだまだ不完全ではありますが、1年前の自分にこのサビアンを教えてあげたいくらいです。
天王星:変化
牡牛座23度【宝石店】
自分の資質や努力を結晶化する、感性を生かし社会的成功を目指す
→木星と同じく牡牛座にある天王星ですが、こちらもピンとこず…ネイタルに牡牛座天体もなければ2ハウスも空っぽなので余計実感しにくということもあるかもしれません。
もっと自分の資質や努力に目を向けて、変化を起こしたり改革させていくスタンスが重要そうです。
海王星:インスピレーション
魚座27度【収穫の月】
祝福、成果、成就、収穫、良い結果も悪い結果も受け取りまとめる
→良くも悪くも結果や成果の見えてくる時期だったかもしれません。ある程度現実的に確認できることでもあれば、何となく自分の感覚的に受け取ったところもあります。
冥王星:破壊と再生
山羊座28度【大きな養鶏場】
好奇心、情報、理想、頂点を極めて別の座標を知る
→自分の理想を曲げずに、転職を考えたり、情報を集めたりしたことがリンクしそうです。転職活動は上手くいかなかったうえに、上司と話す機会を設けてもらって同じ職場で働き続けることにはなりましたが、結局大規模リストラの対象になるというw
このあとも契約形態を変えて在籍するような話もいただいているのですが、あまり中途半端なところには落ち着かないのかもしれません?