自分の才能って何だろう?と考えたことのある人は少なくないのではないでしょうか。
ホロスコープからその人の才能を含めた資質を見ることはできると思いますが、その時どんな天体をよく使っていて、その使い方にどんな癖があるのか、本人が経験を通して見ている景色ががどんなものか、など流動的な要素にも左右される部分がありますので、ネイタルを見ただけで「当てる」ということは難しいように感じます。
ある程度の適正や方向性などは見えてくると思いますが、結局星をどう使ってどう生きるのかなんて自分次第です。だからこそ、占星術の本やブログ、鑑定などで、「〇〇が向いています」とあってもそこにこだわる必要はないと思います。
もちろん自分自身でピンとくるのであればとことんこだわるのもありですし、〇〇に向いているとしてもしっくりこなかったり抵抗があるのはなんでだろう?と自己分析して自分の認知傾向や人生観など探るのも良いかもしれません。
対話形式の鑑定であれば正直な思いを鑑定士側へ伝えてみると、もう一歩踏み込んだ解釈を教えてもらえるかもしれません。
巡り巡って、あの時の鑑定結果のようになってる!と意図せずたどり着くこともあるでしょうし。
で、タイトルの内容に戻りまして、ピンポイントに「あなたの才能はこれ、これやっとけば絶対成功する」などとは一概に言い切れないと思うのですが、その「才能」を自分でなるべくスムーズに育てるポイントはネイタルで比較的簡単に見つけられると思います!
一例としては「水星」のハウスを見ることです。
水星は知的能力を表し、興味を持つ分野を表します。才能を育てるのであれば、この水星がいきいきと働けるように工夫することが大切になってくると思います。
私の場合、水星はASC合で1ハウスにあります。
賢い・知的みたいな壮大めな解説も見かけますが、実際は、興味の対象は常に自分にあり、よく喋るよね、という感じですw
学生時代、勉強はできたんですが自分の成績に関わるのでそれで頭に入った感じで、テストが終われば何も覚えていません
テストで点数をとれる自分が大事で、学問そのものへの興味はなかったのです…
また、水星が天秤座なので、表面的には他人に興味があって話すのも好きなのですが、前提として「私はこうなんだけど」があってからの「あなたは?」という感じが強いですね。
私がホロスコープの勉強をするときは基本的に自分のネイタルばかり見てしまうのもそれらしいと思いますw
なので1ハウスに水星がある人が自分の才能を育てるには、とにかく自分の経験を増やすことにあるのではないでしょうか。
自分の内にあるものを増やしていくことで、水星が反応する範囲が広がるイメージです。
または自分の視点で考えたことや感じたことをアウトプットしていく作業過程を通して才能が磨かれるかもしれません。
とにかく「自分」という土俵で1ハウス水星はよく働くのです!
2ハウス水星だったら、稼ぐには?という視点であったり、自分にとっての価値を感じるに関わる分野を通して考えると頭が冴えるかもしれません。
4ハウス水星であれば、家族や身近な人に関わることや、自分またはそのような人たちに安らぎを与えるためにはという視点を切り口に考えてみるとか。
9ハウス水星は、自分の人生を広げたり向上心を刺激してくれるような、探求心がくすぐられるような分野を通して考えられるといいでしょうか。
1ハウス水星の私が良くやりがちな頭が働かなくなるパターンは、学問を学問として学ぼうとしてついていけなくなること
とにかく学んでいることについて、自分に関係あること、自分の経験に伴う事のレベル感まで事象を落として考えていく、または自分だったら…?という視点で捉えなおす、自分なりに理解したことをアウトプットしてそれを元に再考を重ねて理解を深める形式があっていそうです。
水星そのものが才能を表すという考え方もあるようですが、個人的には、水星のあるハウスが示す土俵において効率よく思考力を使うことで、資質や才能が育まれ、輝きやすくなるのではないかと思います!
注意点としては、水星が他の天体とハードアスペクトがある場合、思考思考でやっているとなんらかの反動があると思います。
私は水星と月がゆるめにオポジションなので、頭を使いすぎると心が疲れますw
水星のハウスのことをやっていても頭が働かない!というときは別の天体の欲求も同時にケアしていく必要があるかもしれませんね。それはただ余分に労力がかかるだけではなくて、それぞれの天体が洗練されていくことに繋がると思います。
今はハードがあってこそ成功する!と発信されているプロの方も少なくありませんからね!
そしてネイタルにハードがないにしても、トランジットでハードアスペクトは形成されるわけですので、どんなネイタルでも自分次第で未来は創れると思います。