ホロスコープ勉強部屋 ~見えるものにも見えないものにも偏らない均衡を目指して

ホロスコープ勉強部屋 ~見えるものにも見えないものにも偏らない均衡を目指して

教科書通りのリーディングにしっくりこないことには、大きな意味があるはずです。納得できるまで遊び心を持って考察していきます!

前回、トールハンマーの苦悩というタイトルで、ハードな星配置があると共感者が少ないという孤独があったり、厳しさを対外的に押し出すことを恐れているとその抑圧された毒気に自分がやられてしまう気がするといったことを書きました。

 

松村潔先生の最新占星術入門を読み返していて、リンクした部分があったので、今回はそれをまとめてみようと思います!

 

 

 

アスペクトの解説の中で、「混乱するアスペクトを持つ複雑なキャラクターを持つときの注意」という項があります。

 

例に出されていたのは

・太陽と冥王星・天王星のコンジャンクションがスクエア

・太陽と木星がトライン

という、太陽に対して強烈なハードアスペクトと、幸福度の高そうなソフトアスペクトが混在するケースです。

 

太陽と言う自分の生き方に対して、幸運の星と呼ばれる木星がとても良い角度から応援してくれているけど、冥王星の極端さや天王星の独特さがスクエアにより突発的で破壊的なエネルギーも注ぎ込まれている状態。

 

解釈が難しいのですが、シンプルにどちらの要素もあるようです。

 

 

松村先生の解説を引用すると

 

冥王星や天王星の太陽とのスクエアを抑制できれば、こうした破壊的な結末を避けることができますが、そうすると、この人の本質的な性質の一端を抑圧することになり、その方がさらに有害な結末を引き起こします。

「仕事先との関係を良好に続ける」と言う目的は目先のメリットですが、本質の発揮と言うことの方が、この目先の成功やメリットよりも大切であると考えるならば、破綻と言う結果を避けない方が良いことになります。

 

とありました。

 

 

一般的な「良い」が当てはまらないケースというのがトランスサタニアンなど威力の強い天体とのアスペクトなのかもしれません。

ソフトアスペクトであれば本人の中にさして葛藤もなければ周囲とも平和的な雰囲気を保ったまま、一般論からはみ出した「良い」を割とイージーに手に入れられるイメージです。

ハードアスペクトであれば本人には苦悩があったり、周りからも厳しい視線を投げられる可能性は高くなりそうです。

 

もしこの例のように太陽に木星からのトラインがなければ、「良好な関係を続ける」という選択肢すらないわけで、「破壊的な道」を進みながらひたすら経験値を積んで前進していくのみなのかもしれません。

ハードアスペクトしかない場合、一見「厳しい道」の一択なので最も辛そうな星配置に思えますが、意外なことに冥王星のハードアスペクトがある人は死にそうな経験をするとか壮絶な経験をしていてもそれが「当たり前」であり特別なことと捉えていないケースも結構あると聞いたことがあります。

ハードアスペクトというかコンジャンクションだったかもしれません…

 

一方、例のようにハードアスペクトとソフトアスペクトが混在する場合、「破壊的な道」だけでなく、ソフトアスペクトの「優しく応援された道」も一応用意されているわけです。でもその道を進んでいると結局あとでより重い厳しさのある道の方へ叩き落されるという事のようですがw

それも天体の強さによって左右されるので、色んなパターンはありそうです。

 

 

私のチャートの場合、10ハウスにある金星は社交の場で目立ちやすいわけですが、月とトラインで愛想よく見えはしそうです(たぶんw)

でも火星と海王星からのセスキコードレイトで結構な威力で正論をぶちまけるトールハンマーの頂点でもある金星。

 

愛想よくやって自分の正義を抑圧していれば、短期的には周囲との調和や平和が簡単に手に入ります。

 

でも松村先生の解説を当てはめると、尖った正論ぶちかまさず抑圧したままだと、有害な結末につながりかねないんだと。

本質を発揮したいんなら、正論ぶちかまして嫌われたり煙たがられたり批判されたりコミュニティから追放されたり、そういう破綻的な結果を一過程と捉えて進みなさいと。

 

なかなかのエールですw

 

 

特に私のチャートにおける金星はアセンダント天秤のルーラー=チャートルーラーでありかなり重要な天体です。

金星を使わずして自分=アセンダントを豊かにさせることは難しい配置です。

 

トールハンマーなんてどえらいぶっそうな武器装備させられたなとは思いますが、構成は金星火星海王星なのでまだかわいい方なのかなとも思います。

複合アスペクトでなくとも、もっとハードな星配置は初学者の私ですらざらに見たことはありますが。

そしてよくよく話してみたりしない限り、当人が必ずしもいばらの道を進んでいるようには、はたからは見えないものです。

私もきっとはたから見られれば、その他大勢の一人でしかなく、どんな道を歩いているなんか見られることはないでしょう。

 

 

ちょっと脱線しましたが、色んなチャートがあって、それぞれに伸び代や際限ない可能性が秘められているものだと思います。

そんな中でも吉凶混合の混乱するアスペクトがある場合は、選択肢があるということのようです。

 

例のチャートの太陽だけを見るのであれば、一見平和な道を時々大きく派手に転んだりどんどん首を絞めながら進むのか、一見かなり厳しい道を這って進みながらも時々恩恵を受けられる世界線に飛び込むのか。

 

 

松村先生の言葉を引用すると、「占星術と言うものを目前の小さな目的に使うべきか、それとももっと大きな価値観の中で生かすかを、選択しなくてはなりません。」とありました。

選択肢があるのは優しいようで責任や覚悟が伴うものであり、それが人生を左右するようなものであれば生ぬるさはありません。

 

 

まあ私はお世話なっている先生に、「金星海王星の軸を意識してみんなにとっての良いを周りに押し付けずに背中で語れると良いかも」と、より安全なトールハンマーの使い方を教えてもらっていて、金星の使い方が、月とのトラインか、トールハンマーの頂点かの二択ではないとは思ってはいるのですが。

 

チャート全体を見れるようになると、「選択」というより、もっと自由度の高い「工夫」が見えてくるのではないかと思います。

 

もちろん松村先生の理論を否定したいとかではまったくなくて、あくまでちょっとした表現とか言葉のあやで遊んでるだけです

 

 

金星に限らず、私は全体的にアスペクトが多いチャートで、本人もよく、というか常に、混乱してるんですがw

一般論に寄せるのが正しいとは限らないということが、星を通して改めて学べました。

ホロスコープ継続講座を受講しての振り返りと自分なりの考察をまとめます!

 

 

以前マイナーアスペクトであるセスキコードレイトについての記事を書きました。

 

 

この記事のタイトルにある「トールハンマー」とは、スクエアを底辺とし2つのセスキコードレイトでつくられる二等辺三角形の複合アスペクトです。

 

私が知らないだけかもしれませんが、マイナーアスペクトを含む名前のある複合アスペクトは、このトールハンマーとヨッドくらいだと思います。

ヨッドはセクスタイルを底辺として2つのクインカンクス(インコンジャクト)で作られる二等辺三角形の複合アスペクト。

 

 

おそらくヨッドは比較的初学者でも目にするアスペクトだと思います。

ヨッドはそもそもヘブライ語で「手」「神の恩寵」という意味があるようですが、ホロスコープの複合アスペクトとしては「神の手」「神の指」などと呼ばれ、「宿命」とか「天才」といった意味合いがあるという解説をよく見かけます。

頂点の天体を意識しずらい反面、無意識にその天体の力を強く発揮するような特徴があるようで、それが「逃げられない宿命」「才能」という言葉に集約されているようです。

 

 

トールハンマーも「神の拳」「神の鎚」といった異名があります。

トールというのは北欧神話にでてくる神様の名前で、雷神であり農耕神だとか。トールハンマーは、トールという神様が持つ金槌みたいな武器を表すようです。

トールの金槌はものすごい威力を持っているようで、ホロスコープにおけるトールハンマーも「絶対的な正義を振りかざす」というパワフルで威力のある意味を持つようです。

 

パワフルと言っても、そのエネルギーの出どころは、スクエア(衝突)+セスキコードレイト(禁止)×2ですからね…

批判的で厳しさが目立つようです。

ネットでトールハンマーの解説がなされているサイトからキーワードを拾ってみると・・・

鋭い指摘、容赦ない批判、叩き潰す、正義の鉄拳を下す、決定的な破壊、粉砕、崩壊など

 

何と言う治安の悪さw

 

 

講座の中では、このような劇的な破壊力の理由や具体的な言動についても教えていただきました。

 

長期的視点をもって自制するセスキコードレイトが2つあるからこそ、先のことばかり考えて、現時点での相手の気持ちを度外視してしまうところが出てくるようです。

あとは自分の発言が相手に届いて、かつ相手がその通りだと思ってメリットを享受できるところまで責任を持ちたがり、結果的に威圧的に相手を観察していることもあるのだとか。

この絶対的な世界観は冥王星と通ずるところがありますが、冥王星は「自分ルール」としての絶対的であり、トールハンマーの場合は道徳的倫理的な正しさとしての絶対的であるようです。

 

 

もう自分の中の嫌なところが凝縮されたような説明で笑うしかないんですがw

とはいえトールハンマーの天体やハウスの組み合わせであったり、他の天体の状態であったりで、出方に差があったり、ベターな活かし方を見つけたりすることはできるはずです。

 

 

私の場合、トールハンマーはあるものの、天秤座に太陽、水星、アセンダントがあり、なるべく場を乱すようなことを言いたくないし、もし場が乱れていれば丸く収めようとしたいタイプではあります。

太陽は12ハウスで、目立つのは気が引けることが多く、よく貝になりたいと思って生きていますw

 

なのでトールハンマーが象徴するような激しさをストレートに周囲に出すことはしていないとは自分では思っていますが、抑えられない圧がにじみ出ているとか、言葉の端々や態度など何らかの形で表れてしまっている可能性はあるのかもしれませんw

月と火星は牡羊座なので無意識に考えなしになんかやらかしてたりするんですかね…自分のことだから客観的には分かりません昇天

そもそもトールハンマー持ちだからと言って、四六時中批判精神であふれているわけでなく、スイッチやトリガーが「発動」するポイントというものもありますし。

 

 

トールハンマーの底辺の一つが6ハウスの火星、頂点は10ハウス金星という事もあり、だいたいトールハンマー的な心の動きがあるのは仕事についてなんですけど、自分の正論をなるべくソフトに伝えたところで、「それはそうなんだけど・・・無理しない方が良いしね、そこまでやらなくても何とかなってるしね」となだめられたりはぐらかされたりという事ばかりで、意味のある議論に至った経験が少ないです。

上辺では「そうですよね。余計な事いってすいません」とすぐ引き下がりますが、内心「は?今何とかなってても絶対この後ミスおこりますけど。事後対応の方が何倍も面倒くさいんですけど。そのミスで信用問題につながるんだったら多少の無理は早めにした方が後が楽ですけど。てか残業必要なレベルでもなければ無理するというほどのことでもないしそもそも。」てな感じで尖りまくった批判で満ち満ちていますw口が悪くてごめんなさいw

 

その後については、自分が思った通りのことが起きて「ほらね」となることもあれば、「やはりあの時あそこまで突き詰めた考え方しなくても大丈夫だったのかも」と思う事もあります。自分の経験値次第で批判の質や目の付け所が変わるのもあるでしょうし、前提として仕事への熱意がない人にとっては「より良く」を目指していない人がたくさんいるんだなと30半ばにして気づきましたw

 

 

こんな感じで自分的には表面上はTHEトールハンマーな言動は自重しているわけですが、そうすると自分の中の治安がすごく悪いんですよねw

トールハンマーの厳しい批判は自分に向くこともかなりあります。「あの時あの言い方だからまずかったかも。気を悪くした人がいたかも。先にあの人に確認しておけばスムーズだったかも。焦りすぎてたかも。」自分の思考言動全てにダメ出しの嵐wメンタル崩壊w

 

トールハンマーの情報を調べていくと、「他者を厳しく批判する」だけでなくて、「自分を厳しく批判する」「他者から厳しく批判される」という働きも起こるとか…?

 

自分が「正しい」と思ったことが伝わらない、理解されないというのは結構辛いです。

そういう経験が多いと、どうせ伝わらないし、しつこく主張して煙たがれるのも嫌だし、かといって上辺のどうでも良い話ばっかりしてても味気ないし、だったらもうあんまり人と深くかかわらない方が良いやと思って身を引くことが多く、気が付けば友達が少ない状態にw

 

気の合わない人と付き合いがないのは楽ではありますが、やはり自分の素直な気持ちや考えが気軽に共有できる場が限られているというのは結構なフラストレーションです。

 

 

 

でも稀に自分のトールハンマー的ど正論を興味深く聞いてくれる人とか、そこから意義ある話に発展させてくれる人とかもいるんですよね。

トールハンマーに限らず、厳しい星の配置があったり、珍しい星の配置があったりする場合は、万人受けを狙わずに自分を大切にしてくれるであろう人を見極める目を持つことがかなり重要になってくるように思います。

 

無理して自分を殺して平均的な立ち振る舞いをしていても、その場しのぎで悪いことは起こらずともどこかで限界がくるはずです。

占星術的に言うと、トランジットやプログレスでハードなアスペクトがきたときにヘビーな矯正が入るのかもしれません。

 

 

私自身、人と同じように生きなきゃとか、親が望むように生きなきゃというプレッシャーを勝手に感じて生きてきたんですが、改めてトールハンマーについて振り返るだけでも、それはあきらめた方が良いんだなと心から思いますw

自分の尖った正論を全て理解して受け入れてくれる人としか付き合わないというわけではなく、意見が違おうが着地点がずれようが、理解しようと論議する姿勢を持ってくれる人がいれば、その出会いは大切にしていきたいと思います。

 

トールハンマーの「厳しい批判」は必ずしも怒りが伴うとか支配したい欲求から発動しているのではなく、「道徳的倫理的正しさを追求したい」という部分が大きいと個人的には思います。

議論してるうちに自分が持っていた正論よりも、相手の論理の方が正しく美しいと気づけたとき、それはとても爽快で感動すら覚えます。

これは私のトールハンマーの頂点が金星だからであり、天体の組み合わせによっては多少違うのかもしれませんが。

 

 

苦悩のない人生、苦悩のないホロスコープなぞないとは思いますが、改めて「自分らしく生きる」のはハッピーだけでは始められないのだなと感じました。

そして「自分らしさ」を知ること自体も想像以上に難しく、一生かけてやるべき営みなのかもしれません。

ホロスコープ継続講座を受講してのまとめと自分なりの考察記事です!

 

 

 

過去に1ハウスについても記事をまとめています。

 

 

1ハウスは自覚しにくくても色濃くある性質

2ハウスは自覚しにくいこだわり

 

 

違いが絶妙な感じですが、やはりアセンダント側にあるハウスは灯台下暗し的な性質があるような気がします。

 

 

1番見えにくいのはやはり1ハウスの自分そのもの、資質・性質、エネルギーになるとは思いますが、12ハウスの管轄である「記憶」や「潜在意識」も、それらが他人とどうちがって自分の中でどのように営まれているのか自覚や実感がしにくいはずです。

 

次いでアセンダントに近いのが、所有等を表す2ハウスと、夢や希望・信頼関係を表す11ハウスです。

自分にとっての「当たり前」が反映されやすいと言えそうです。

 

 

逆に、アセンダントの対にあるディセンダント側のハウスは比較的よく観察出来て、自覚できたり把握しやすい分野になりそうです。

他者を表す7ハウスはまさにそうですし、日常生活やルーチンを表す6ハウスも客観視しやすい部分だと思います。

次いでディセンダントに近いのが、自分の好きを表す5ハウス、他者との共有を表す8ハウスですが、やはりアセンダント側のハウスの管轄内容に比べると、自覚できて客観的な言葉で説明ができる分野となりそうです。

 

 

 

 

今回の記事は2ハウスについてです。

 

2ハウスは「お金」「才能」というキーワードで語られることが多いハウスではありますが、本質的な概念としては「命を続けさせるために必要なものとしてのこだわりやエゴ」という意味もあるようです。

 

 

今の時代だからこそ「お金」という言葉がでてくるわけですが、講座のテキストには「原始時代までさかのぼれば2ハウスの象意は獲物や農作物などになる」といった解説があり、なるほどとなりました!

 

なので「才能」というのも、現代でいえば衣食住を成立させ命を続けることを目的として、お金を稼ぐために必要な意味としての「才能」であるかもしれません。

または、文明や医療の発達で肉体としての命の危機にさらされる確率が著しく減ったにもかかわらず、人間関係に思い悩んで自ら命を絶つことが増えているこの時代においては、自身の「才能」も生きていくために重要度が上がっているのかもしれません。

 

 

古い時代での「才能」であれば肉体が健やかであり運動能力が優れていることであったと思います。

人間も元々群れを成して生きる生き物なので、障害があったり病弱な子は、共に生きる集団にとってはお荷物でしかなく、残酷な仕打ちにあっていたという話も聞きますし、自然界の動物では今でもそのようなことはあるようです。

 

文明の発達した現代において、群れる必要性はかなり低くなっているのかもしれませんが、本能的に帰属意識というものは残り続けており、人との関わりが重要であることは変わっていないはずです。

確か「嫌われる勇気」という著書等で有名になったアドラーは、「すべての悩みは対人関係の悩みである」という言葉を残していたと思います。

 

「ありのままの自分で大丈夫」「他人と比べない」「自分軸」的な、対人関係の中で悩み苦しまないための「認知」を身に着けることが重要であることは浸透してきている考え方であるとは思います。

個人的には、その先にある、どんな些細なことでも自分自身が持っている「才能」に目を向けて自信を持ったり生きる目的を感じるようなフェーズも重要なのではないかと思います。

 

 

 

ホロスコープと関係のない内容に走ってしまいましたが、「2ハウス」は余剰的な物質的豊かさを表すだけではなく、命にもかかわるような重要度の非常に高い所を表すということに思いを馳せて書きなぐった次第ですw

 

命にも関わってくるからこその「こだわり」なので、周りの誰かや何かに合わせて譲っていてはいけない部分であると言えそうです。

 

 

また、2ハウスには、自分の意志で好きにできるもの、自由にできるものという意味があります。

自分の意志次第で活かすも殺すもどうとでもできるということは、ある意味「ポテンシャル」とも言い表すことができるのかもしれません。

ポテンシャル≒才能というスタンスもあると思うので、そのような視点をもっても、2ハウスから読み取れることを軽んじていては人生の充実が期待できないとも思います。

 

 

 

 

私の場合は2ハウスに天体はありませんが、カスプが蠍座です。

講座の中で2ハウスカスプ蠍座について解説がありましたが、かいつまむと「2ハウス的なことに関してこだわりが強く、許容範囲が狭い。仕事はプライドが保てて、これだと思えるものや、成長して深掘りし続けることのできるものが良い」ということでした。

 

かなりあたってますw

私は天体に不動宮が少ない割にはこだわりが過剰なところがあります。それは10ハウス金星がトールハンマー(スクエア底辺にセスキコードレイト2つでできる複合アスペクト)の頂点だからかな?とか1ハウス冥王星だからかな?と思ってましたが、2ハウスカスプ蠍座も要素としては小さくなさそうです。

 

 

こだわる分野としてはやはり仕事に関することが多めで、自分自身の仕事の能力やモチベーションに対してはプライドを持っていますし、仕事する上でのビジョンや目的感の設定、いかに向上するかということについてはこだわらずにはいられませんw

(自分の能力にプライドがあるというとなんかあれですがwできないこともあるからこそ手を抜かずに思考している、適当ではないという真面目さへのプライドも含みます。若い時は根拠のないプライドもありましたがw)

 

ですが6ハウスカスプは魚座なので、その職場で自分に求められている義務は受け入れてしまいがちなところもありますし、10ハウスカスプ(=MC)は蟹座なので、論理的正しさよりも人間味のある情緒的な対応も重視するところもあります。

(ホロスコープで仕事を見る時は、2ハウス、6ハウス、10ハウスの状態を読むことがセオリーです)

 

 

とても一言では表せない、自分の中の矛盾や葛藤が、ホロスコープを通じて分解して理解しなおすことができるのは非常に面白いです!

自分がこだわったり頑固になってしまうところは、そこを自覚すると自責的になったり「そこまでしなくても良いのでは」とブレーキをかけたくなることもありますが、私はこだわりながら仕事をしていくことが間違っていないのだと思えると心が軽くなります。

もちろん2ハウスだけやれば良い訳ではないですし、そもそも天体がないので、天体があるハウスの方への注目忘れてはいけないのですが!

 

 

ホロスコープと言えば太陽やMC、ドラゴンヘッドなどへの注目が大きいですが、それらをより良い形で達成・到達するためには、2ハウスの「こだわり」を自覚し、それを尊重した選択や工夫を心掛けることも忘れてはならないのだと学ぶことができました。