私が小学3年生くらいの頃


産まれて間もない

恐らく生後2ヶ月より

小さかったと思う

百合ママと百合が

新しく母子寮に

引っ越してきた


お母さんは若くて

頭が金髪だったので

よく覚えている


あまりの小ささに

可愛くて可愛くて

暇さえあれば、百合ママの

おうちに行ったり

職員室でお世話をしたのを

覚えている



お母さんに買ってもらった

使い捨てカメラで

全て百合の

写真を撮ったて

ポスカで落書きした

百合も懐いてくれて

嬉しかった


お母さんもすごく優しくて

今となると迷惑だっただろうに

と思うくらい私は百合と遊んでいた


お母さん達は職員室で

話をしたり、時には

肩もみをしてもらってる

人もいた!



新しい人が入れば入るほど

もう気付いたらその母子寮で

私達親子は1番の古株になっていた



歩けるようになったり

ポーズができたり

面倒みることが幸せ

だったのを覚えている


百合が小学生になった頃

環境も変わり

あたしはもう百合とは

会う事もなかった


一度遊んでる所を見かけて

声かけしたのが私が見た

最後の百合の姿だった