私達は学園祭で
男子3人と私で
ブレイクダンスを
踊ることになっていて
学校が終わると昼も夜も
忘れて踊った



学校で練習して
夜は駐車場で練習して
ダンスなどやったことない
私には少々苦痛だったが
楽しい時間でもあった



しょうたとまだ付き合ってる
時というのもあり
彼と2人で手を取って
踊る場面もあった



後先を考えられるほど
大人ではなかったから
学園祭の1週間前に
私はしょうたに別れを告げたのだ



「ダンスはどうする?」となり
私が抜けるとなったが
皆んなが「ここまで
きたんだからやり遂げよう」
と言ってくれて
学園祭でやる事になった
手を取って踊る所の
気まずさは今でも覚えている




当時あんなに笑って
手をとって踊っていたのに
目を合わすことさえ
もうなくなっていた



発表の日
全てを忘れて踊りきった
最後の私の三点倒立も
ギリギリ無事きまり
皆んなで泣いて喜んだ



何かを最後まで一生懸命
取り組んでやり遂げる事の
素晴らしさを学んだ


のちに次に入ってきた
1年生の中に文化祭の
さくら先輩のダンスみて
憧れて入ってきた子もいた