認識番号、認識票の話。
入隊して宣誓をすると一人一人に認識番号なるものが付与され
ます。
これは陸海空の自衛官共通です。陸上はG、海上M、航空はAと
なります。
海上、航空はその後にもアルファベットが付くようですが陸上はG
のみです。
僕は昭和59年入隊なのでGの後は1から始まります。昭和58
年3月入隊以前はGの後が0から始まります。
この認識番号は生涯にわたってこの番号です。例えば任期満了
で退職した後、再び陸上自衛隊に入隊しても認識番号は前のま
まです。ただし陸上から海上に変えた場合は認識番号は変わり
ます。
僕は今、退職して予備自衛官になっていますが認識番号はその
ままです。死ぬまで変わりません。固有の番号何で忘れる事は
ないでしょう。
僕の父親も元自衛官ですが未だに認識番号は言えます。
自衛官は危険な仕事なので認識票(ドッグタグ)を持っていま
す。演習等に持っていきます。認識票はステンレス製で
JAPAN GSDF、姓、名、認識番号、血液型が打刻してありま
す。そしてチェーンで繋げてあり2枚セットになっていて小さくV字
に切れ込みがあります。これには理由があって有事があり、残
念ながら死亡した時にこのV字のところを使って死亡者の口をこ
じ開け認識票を挟んでおくのです。そして1枚は回収されます。
身体の損傷が大きい時には足首に巻いておくと聞きましたね。
僕の記憶では一般部隊に配属された時に貸与され退職時に返
納しました。演習中はしっかり入組品としてありましたので持って
行ってました。幸いにも使用する事はありませんでした(笑)。
35年間よく無くさなかったものです。
つづく