こんばんは、美穂子です。

 

先日NPO法人ディスカバリーくまもと様の活動

「子ども英語でボランティアガイド養成講座〜水前寺成趣園と肥後細川文化〜」

のお手伝いをさせていただきました。

 

子供たちが、熊本の伝統文化(流鏑馬、能楽、茶道(肥後古流))と肥後六花について

英語で案内できるようになるための講座で

案内するからには体験も、ということで

こちらの講座の中での実際の体験会を担当させていただきました。

 

 

 

 

自分の知人に対して体験会をしたことはありましたが

子供に肥後古流を説明したり、体験会を行うことは初めて。

 

どんな構成にしたら飽きずに聞いてもらえるか、

どんな言葉なら理解してもらえるか、

いろいろ試行錯誤しながら行いました。

 

 

肥後古流のお点前のデモンストレーションの見学

肥後古流の歴史や特徴のお話

肥後古流のお辞儀の仕方、お菓子の取り方、お茶の飲み方の体験

お茶室の見学(床の間の拝見の仕方、にじり方の体験)を行いました。

(新型コロナウイルス感染拡大防止のため

お茶を飲んでもらうことができなかったのは残念><)

 

肥後六花の案内もする予定とお聞きしていたので

お菓子は香梅さんの肥後六花(予約制)を準備して頂きました。

「わぁっ」と声があがり、一気に場の空気が和みました^^

 



*コロナ対策のためケースに入れたままにしてあります


 

お茶室の見学では、

「秘密基地みたい~」といった

子供の感性からでる感想がとても新鮮でした^^

 

 




 

肥後古流は、千利休 直伝の流派といわれています。

利休が活躍していたころの茶の湯は

武士のたしなみであり、戦国大名の社交の場でもありました。

 

お茶室の外には、刀掛けという刀を置く場所があり

入口は躙り口(にじりぐち)といって頭を下げなければ入ることができなくなっています。

これは、お茶室の中は、平和な場所だということを表しています。

 

争いあっていた大名たちが、刀を置いて話をしていたということは

とても意味のあることだと思います。

 

ウクライナで戦争があったり、日本でも元首相が殺されてしまったり

400年たっても(肥後古流は400年あまり続く流派です)

世界から暴力はなかなかなくなりません。

 

茶の湯では、思いやりの心をもっておいしいお茶を点て

思いやりの心をもっておいしくいただくことをとても大切にされていますので

 

刀を置いて、互いを思いやる茶の湯は

人と人との心をつなぐ平和への道だと思っています。

その道が、ここ熊本にも伝わっていることは

大きな財産だと考えています^^

 

その財産を子供たちに少しでも体験していただくことができ

大変嬉しく思っています!

 

また、こういった機会があれば

ブラッシュアップさせてお伝えできれば幸いです。

 

参加してくださった皆様

ディスカバリーくまもと様

本当にありがとうございました!