先日、ファミリーサポートで昨年お世話した家族と偶然再会しました。
当時は未満児クラスだった女の子が、4月に学年が上がりお母さんが「荷物を自分で持つようになりました!」と嬉しそうに話してくれました。
大きなリュックをしっかり背負う姿は、とても頼もしく見えました。
自分で自分の荷物を持つこと
幼稚園の先生だった頃、私はお母さんたちに「自分の荷物は自分でしっかり持つようにしましょう」と何度も伝えてきました。
特にバス通園の子どもたちは、バス停から自分で荷物を持って教室に入ります。
帰りも同様に自分で持ちます。
しかし、徒歩通園の子どもたちは、玄関や教室まで保護者が荷物を持って運ぶことが多くいです。そして帰りもすぐに保護者に荷物を渡してしまいがちです。
保育園では毎日の荷物が多いため、自転車や車を利用する保護者が多くすぐに荷物を置いてしまうことが多いです。
ファミリーサポート活動中も私がお迎えに行くと、子どもたちはすぐに荷物を渡してくることが通常運転です。
幼児期の習慣が小学校生活に与える影響
年少組になったら、子どもたちには自分で荷物を持つ意識を持たせたいものです。
幼児期に自分の荷物を持つ習慣は、小学校入学後にも大きな影響を与えます。
軽量化されたとはいえ、ランドセルは教科書やノート、副教材が入るとかなりの重さになります。1年生になってからいきなり自分で背負うのは、習慣がないとかなり厳しいでしょう。
また、自分の物を管理し、大切に扱うという面からも、自分で荷物を持つ習慣は大切です。
物を大切にする心を育てるためにも、親子でこの習慣を楽しみながら身につけていきましょう。
焦らず楽しく習慣づけを
もし今現在お子さんが自分の荷物を持てていないと感じていても、焦る必要はありません。
楽しくゲーム感覚で少しずつ「自分の荷物は自分で持つ」時間を増やしていきましょう。
例えば、「お家から幼稚園までの間だけ自分で持とう!」といった目標を設定すると、子どもも楽しみながら取り組むことができます。
幼児期から自分の物を大切に扱う、その心を育てていきたいですね。