こんにちは
おとなADHDシンプルライフサポーターのつるみほです
おとなのADHDというものが、大きな話題になったのは
「片付けられない女たち」という本が話題になった 2000年でした
私は、この本を読んだ時、なんだか、ちょっとだけホッとしたように思います
困り感が少しでも、周りにわかってもらえたらいいな、と。
ADHDの悩みの根幹は、
「わかってもらえない」
だと思うのです。
努力不足、甘え、と親や周りから思われることが多かったです
やっとの思いで片付けても、父親に
「やればできるのに(なんでいつもやらないんだ)」と言われてました
それ以上に、自分が一番自分を責めます
どうしてみんなができることができないんだろう・・・って
今は、だいぶADHDという障がい名は認知されてきているように感じます。
そして、わかって欲しいが満たされて、
自分は自分だ、と認めるしかないなと、受け止めて生きるようになって
私が次に感じたのは、
じゃあどうしたらいいんだろう・・・!
片付けが苦手なのは仕方がない
でも、
でも!
このままじゃいやだ
この散らかった部屋に責められている気持ちになる
そんな生活は嫌だ!!
そう思った時に、私がやったこと
それは、ただただ厳選する作業をすることでした
そして、その作業は自分一人ではとても難しかったです
後回し癖のあるADHD
目先の欲求を優先しがちなADHD
注意散漫なADHD
ありとあらゆる性質が、コツコツ片付けることを遠ざけます
缶を片付けようと手に持ったはずなのに他のものに気を取られ、
その缶をクローゼットに置く
キッチンになぜか置かれた片方の靴下を持ってクローゼットに行くと
クローゼットに置かれた缶を見て絶望する
そんなことは日常茶飯事
でも、ただただ、あるべき場所に持っていけばいいだけ
それだけ
ありとあらゆる片付けの本を読みましたが
本を読んだだけで実行できたのは
こんまりさんの”服から片付ける”という部分だけ
そもそも、私はあまり服にこだわりがなかったということもあり
あっという間に服は片付きましたが
本や小物で頓挫しました
そして、
この散らかった部屋でひとり死んでいくのは嫌だなぁ
と、本気で思った時
私がしたのは、
その厳選する作業自体をする時に
人の手を借りる、
ということでした
ZOOMで誰かに見ててもらうだけ
作業は自分でする
誰もきてなくても、ZOOMで撮影しながら作業するだけで
驚くほど作業が進みました
ZOOMを開かなくても、スマホのカメラでタイムプラス撮影するのもよかったです
それ以外にももちろん
厳選するコツを教えてもらったり
いろいろなサポートをしてもらいましたが
片付けという最もしんどい作業をするには
わたしは、「誰かに見てもらう」が有効でした
もし、今あなたが片付けられなくて困っていて、
プロに頼みたいと思っている時
片付け作業自体を人にお任せするのはあまり得策ではありません
だって、人にやってもらうと、その人なりの収納になってしまって
自分で把握できないから
そもそも、
自分で自分をコントロールできた経験が少ないから
自信がない
だから、
自分でやる
サポートしてもらっていい
応援してもらっていい
でも
作業は自分でやる
作業を始めてしまえば、できます
その作業を始めるサポートをしてもらう
その作業を続けるサポートをしてもらう
なので
友人に来てもらって見ててもらってもいいし
プロに応援してもらってもいい
自分でカメラで撮影するだけでもいい
始めるきっかけを
誰かにサポートしてもらう
継続をサポートしてもらう
それが一番わたしにとっては大事なことだったように思います