12/16は「の記念日」らしい。
(アメブロの今日は何の日とは違うが)
※王子製紙の前身の会社が1875年に始動した日で
渋沢栄一が独立させた。

紙モノが好きなミホですウインク

レターセットにメモ帳、ラッピングペーパー、果てはお年玉袋までも
集めていた子どもでした♡
今も、メッセージカードや一筆箋、絵はがきを
見ると欲しくなる♡

本も、だんぜん紙派です飛び出すハート
紙にスポットライトがあたる日に
紙が人公の
お話を読みたくなりました。




ちゃいろいつつみ紙のはなし

(童話・読み物) アリソン・アトリー作
松野正子訳、殿内真帆絵
2015年/福音館書店

 

ちゃいろいつつみ紙のはなし (世界傑作童話シリーズ) [ アリソン・アトリー ]

 



表紙の真ん中の赤いお鼻は、

封蝋(シーリングワックス)で、

真ん中は、ドラゴンの印になっています。

※手紙の封や小包の結び目を蝋で固める。



参考。フリー画像より。


表紙の絵は、本そのものが、

小包のような絵になっていて、

裏表紙も、紐が十字にかかっている絵です。



表紙をめくると、まず見返しが、

切り絵の雪の結晶模様❄️

可愛い♡

そして、見返しと中表紙の間に

茶色のクラフト紙がはさまっています。

遊び心がある!洒落てるー!
こういうの、ワクワクします💕



中表紙とその前のクラフト紙


挿絵は、切り絵のコラージュになっていて
紙らしさが生かされていました。
色数も絞られていて、レトロな雰囲気。


プレゼント



茶色の包み紙が主人公のお話。
包み紙すなわちラッピングペーパーという
が主人公って、
珍しいのではなかろうか?


お店の棚で、なかなか選んでもらえなかった

茶色の包み紙(以下、茶色紙さんと呼ぶ)。

ある日、茶色紙さんが買われ、

出番がきました!


ある家族のおばあちゃんへの

クリスマスプレゼントをくるんで、

小包にするためでした。


赤いリボンをかけられた箱を見て

リボン🎀を羨ましく思ったり

封蝋のドラゴン印🐉に喜んだり、

保管場所で、歌ったり、

人に話しかけてみたり…

とても、感情豊かな茶色紙さん。

愛敬たっぷり♡



小包のお届け先、おばあちゃん家で

茶色紙さんは、シワを伸ばされて

またしばらく保管され…。


茶色紙さんの運命や、いかに!?



プレゼント



茶色紙さん、運搬されてるときに

雑に扱われても

運命を呪ったりせず、

包みの中身を守ったりもして、

いい人(紙)なんです。


おばあちゃん家から、また他所へ

行くことになるのですが、

自分の所在を自分の意志で決められないなんて、心もとない。

運を天に任せるしかないなんて。イヤすぎる

茶色紙さんの行く末を

ついつい心配してしまいました。



茶色紙さんは、最後には、

注目を浴びる場所に納まることになり

「うれしい、うれしい」と

大喜び!


茶色紙さん、良かったね♪と

胸を撫で下ろしたのでしたラブラブ




 

 


お話作者のアリソン・アトリーは、たくさんの童話を書いています。動物ものが多いです。

この茶色紙さんも、例にもれず感情が豊かで面白かった。




ねずみアトリーのお話うさぎ

 

 チム・ラビットが有名かな。


 

 これは絵本。ハリネズミ登場。動物たちの個性強めで、面白い。挿絵は片山健さん。



 

 クリスマスの絵本。アトリーの動物は、どことなく人間くさい。myブログにも何度か登場。



 

 ハリネズミと装丁に一目惚れ (私は🦔好き)。




 

 最近出た絵本(童話)。めんどりが何とも言えない。挿絵は、「クリスマスのちいさな~」と同じ山内ふじ江さん。





今日は、紙類の片付けでも

しようかな。