母が2019年1.2月に撮影に参加し

公開されていなかった映画が

埼玉県川口で上映されています。


昨日はその舞台挨拶に

母の代理で出演させていただきました。



「車線変更」



実は母が亡くなってから

母の動画を見たのは

徹子の部屋に出演したときのみ。


ドラマの再放送も、携帯に入ってる動画も

動く母を見るのが怖くて

まだ見たいという気持ちにならなくて

避けていました。


今回代理のお話をいただいて

映画を見ずに登壇するわけにもいかず。

また、母の仕事姿を見たいという気持ちもあり

勇気を出して今日の舞台挨拶の前に鑑賞しました。


泣かずにはいられませんでした。


基本的には演じているので母というよりは

岡江久美子という感じで

最初は「あ、案外、見られるかも!」と思ったのですが


母の癖や、母らしい話し方、仕草を見て

涙腺崩壊。


本当にこの世にいないんだろうか、、

完成したものを見たかっただろうな、

もっとドラマや映画に出たかっただろうな、

もっとお芝居したいって言ってたよな、

自分で自分にダメ出ししそうだな、、、

やっぱりきれいだな、、、



あらゆる感情が混ざったところに


映画のテーマが


どんなに辛いことが起きても

向き合って受け入れて

それでも前を見て生きていく。


というようなことでしたので


まさに私のことじゃないかー!


と平田雄也さん演じる

主人公と自分を重ねて見てしまいました。


そうだよね。


私だけじゃなく


世界中でも日本でも多くの方が

「まさか、わたしが!」というような

辛く悲しいことにぶつかっている。


それでも、やっぱり

生きていくしかない。

周りに助けてもらいながら支えてもらいながら


それでも今を一生懸命生きることでしか

進めないんだ。


亡くなっても尚

スクリーンから

私にそんなメッセージを残してくれた

母や、映画関係者の皆様に感謝しました。


主演の平田雄也さん、村上弘明さんは撮影のときに母とどんな話をしたのか母の様子を話してくださいました。


お弁当を作ってきてたとか

美味しいご飯屋さんの話ばかりしてたとか


どれも母らしいエピソードばかりで。


コロナ禍で母のお仕事仲間の方々とはなかなか会えていなかったので、現場での母の話を聞くことができて本当に嬉しかったです。




無理かもしれない。

取り乱してしまうかもしれない。


代理をお引き受けしてからずっと怖かったけれど

お誘いいただき、お引き受けしたことで

新たな一歩を踏み出すことができました。

勇気を出して向き合うことも

時には大切だなぁと感じます。



いまは埼玉県川口市のみでの上映ですが

母が演じている姿を

多くの方に見ていただけたら嬉しいです。



この映画で母と関わってくださった全ての皆様

今も尚、想ってくださるファンの皆様

心より御礼申し上げます。




HPより拝借。