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パン屋さんで買ったパンを食べようとしたら
まだ少し温かくて、嬉しかった大和田美帆です。コンニチハ!
元気ですか?風邪、ひいてませんか?

私は、ずっと観たかった2本の映画を観ました。

『パコと魔法の絵本』
これはもともと後藤ひろひとさん脚本、G2さん演出の
舞台を前に観て、とっても感動したので観たかったんですが
舞台のセットなどの雰囲気を残しつつ
中島哲也監督らしい全く想像つかない世界観も楽しく繰り広げていて
とっても楽しめました。笑って笑ってそして感動。号泣。
いろんな方が、カメオ出演されてるんだけど
映画冒頭。思いがけず現れた大王(後藤さん)に映画館で大爆笑(≧▽≦)
私の笑い声だけ映画館に響いてましたあせる

そして
『ブロードウェイ・ブロードウェイ~コーラスラインにかける夢』

宣伝を見たときからずっと見たかった、ドキュメンタリー。
NYで行われたコーラスライン再演オーディションに密着してるんですが
何よりこの作品がおもしろいのは、オーディションを題材にしたミュージカルのオーディションだということ。
「この仕事を手にいれたい!」と願う人達が、「この仕事を手にいれたい」という台詞を、審査員の前で演じてるということ。
だからこそ受験者の演技の審査は本当におもしろかった!
「演じるな」と言われても演じてしまう人。
心の底から感じて、自らを語るように台詞を話す人・・・

様々だったけど、彼ら自身の言葉と役柄の台詞がぴったりと重なるかどうかで道が別れているようでした。単純で難しいことです。

他のオーディションがこうして公開されることは殆どないので(しかもNYのBW!)
オーディション好きの私にはたまらない作品でした。
受験する皆の真剣で必死なまなざし、気迫、終わったあとのやりきった爽快な顔、受かった時の涙。
一つ一つが本物だから美しい。

そして再確認できました。
受かるか落ちるかということよりも、オーディションのその瞬間に
精一杯やれるか、100%自分を出せるかが大切なんだ。
そこに「この役をどうしてもやりたい」という熱意がプラスされて輝く。
自分の今の実力を後悔せずに存分に発揮できたなら、次につながると。
落ちることを恐れずに夢中に挑戦し続けるべきなのだと。

ある受験者も言っていました。
「オーディションに落ちても人生は続く」

私にとってオーディションは、
今の自分に何が足りないのか、何が出来るようになったのかが明確に分かる最良の手段だと思ってます。だから受け続けたい。
映画の中でもブロードウェイの舞台で主役をやったことのある人が
一つの役を得るために大勢の中に混ざって受験していました。

オーディションに興味ない人も、一つのことに懸けてる受験者の姿に
何かを感じるかもしれません。
あー長くなっちゃった!
しかも色々書きすぎかも。(ネタばらしにはなってないと思いますが。)
とにかくこの2本、おすすめでっす!
映画館で見られなくてもDVDでぜひってほど相当おすすめでっす。
そして見たら、もしくは既に見ていたら感想聞かせてくださいね。
では。