風まかせDiary -7ページ目

MaxFritz in Mongolia !私のモンゴル物語vol.1


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涙がこみあがげてきてどうにもならない。

酸いも甘いも、うれしもかなしも・・・たくさん通り過ぎてきたつもりの私にとって、それは不覚の出来事だった。


息子ほどの年齢の隊長に、半ばあきれ顔で「まだ早いっすから」と、なだめられても湧き上がる涙はどうにもならない。

ふとそばを見ると、もう一人。

SALLYさんだ。彼女もまたその愛くるしい瞳にいっぱい涙をためていた。

お互いに安否を心配しながら、震災後に初めて再会することができた西湖のほとりで会った時のように。


震災の前年に友人から「こんなツーリングがあるよ」と教えられて、ぜひ行ってみたいと思っていた。

どこまでも広がる空の蒼をこの目で見てみたかった。

その空から降る満天の星空を見てみたかった。

そして果てしなく広がる大地を草原を走ってみたかった。だけど。


震災直後はほぼ無人になったわが町。FUKUSHIMAの苦悩はまだ続いている。だから。


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なだらかな草原の丘に整然と並べられたバイクを目にし、その地を踏みしめた瞬間初めて「本当に来れたんだ」と実感した。

もっと前からその夢をいだき「来年こそ!」と誓ったSALLYさんとは、言葉を交わさなくても同じ想いであるのがわかる。目を見合わせてまた涙。・・・でも。



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バイクの整備終了を今か今かと待ちわびる間にもコロコロと変わる空のように、オンナ心もまた然り。

だって。モンゴルの空は秋なんですもの!

憧れの地を走れることのよろこびがじわりじわりと湧いてきて、もううれしくて仕方ない。笑顔。

この先いろんなことが待ち受けている・・・なんてことは知らずにね(笑)。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



突然ですが、モンゴルに行って参りました。

ええ、自分にとってはもちろん突然などではなかったのですけれど。

小さな夢がひとつかないました。


まだ暑い日本を離れて6日間。

MaxFritzの仲間 11名

同行現地スタッフ 6名

ツーリング総行程 4日間700㎞超


バイク歴5年。54歳オンナのモンゴル物語のはじまりはじまり。


デジブック Max in モンゴル! vol.1


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チョコボとの思い出



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まるで小学生の作文のようなタイトルになってしまったけれど
話がそもそも小学生にありがちな感じでありまして・・・
お付き合い下さいませ。



チョコボと申します。

セキセイインコ 生後5カ月 雌(推測)

チョコボが我が家にやって来たのは、春まだ浅い4月の初めのこと。

発見した娘がその事態にどうしてよいか分からず
駆け込んだ動物病院で生後1週間と推定されたこの子
何故だか「花壇に落ちていた・・・」らしい。
折しも水仙の黄色い花が咲く季節
「水仙の花が自分で動いた!!」と思い、びっくりして近寄るとこの子がいたそうな。

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まだ飛べず、ましてや野生でいるはずなどないインコの雛が「外に落ちていた」のは未だに謎なのだけれど
そのままおいて来るに忍びなかった娘が、とりあえず連れ帰ってきたのでした。

私の鳥嫌いを知る娘は「どうしよ?飼っていい?」と、のたまふのだけど(小学生にありがちな・・たる所以)
濡れそぼって震えているその子を見て「ダメ」とはとうてい言えず
「あなたが飼うのなら」ということで・・・晴れて我が家の一員となったのでしたルチノー

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母鳥(娘)の熱心な子育てで

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こんなに元気になりまちたのセキセイインコルチノー黄横

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好物はファスナー、指輪など各種金属類(笑)

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パンツのポケットにちゃっかりつかまったまま移動・・・なんてことも(笑)
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photo by emi
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携帯やカメラも大好きだったね

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チラシを見ていると、「私も見る!」とばかりに(笑)

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パソコンに向かっていると「私をかまって♪」とモーレツアピール!

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夫にもこのとおり

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縫い物やら

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黄色いタオルの上で、なぜか威張ってみたり・・・黄色は同類な気がして安心?(笑)

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糸抜きやら
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洗濯干しやら

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いつもちょろちょろと纏わりついて、お手伝いしてるんだか邪魔しているんだか笑う

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人が大好きで、お客様が来ると肩に乗ったり頭に乗ったり。


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初めての水浴びは、水滴のついたジプロックに自ら入るという裏ワザ?だったのに(笑)

だんだん行動も大胆になりまして
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キッチンのコップにいきなりダイブお風呂でくつろぐオオトリさま

とか


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摘んできたハコベを食べるかと思いきや


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食事と入浴を同時に済ませる。というさらなる凄ワザまで披露ビックリ!

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どうです?この無茶ぶり(笑)

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気が付けば「鳥嫌い」なんて私はどこにもいなくなっていて・・・
たくさん遊んだね。
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今にもこうやって「遊んで!」って飛んで来そうだけど
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「ぴぃ♪」って呼ぶ声が聞こえてきそうだけど

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うっかり開けていた網戸から、先日大空に飛び立ってしまったチョコボセキセイインコルチノー前(笑)

何日も窓を開け放し、鳥籠を外に置いてはみたものの帰ってくる気配はなく・・・
いつものように首をちょっと傾げながら「行ってみようかな?」って冒険に出たのかな(と、思うことに涙

ごめんね、チョコボ。
せめてどうかどうか、誰かの頭につかまってね。
そしてまた誰かに、その愛らしい顔で甘えてね。

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楽しい思い出をありがとう、チョコボはあと

あの春浅い日のように
きっとまたどこかで誰かに見つけてもらえたと信じて・・・。


お元気ですか?



お姉さん お元気ですか?

お元気ですか?って変だけど

空を見上げながら

やっぱり お元気ですか?って聞いてしまいます

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8月に入ったというのに まだ梅雨明けしないこちらからは青い空が見えません

そちらは青空ですか?

何度も何度も 今日は空を見上げています

そして

くりくりとした大きな目でちょっぴりはにかんだ笑顔を思い出しています

ロンドンの家に家族で押しかけて 楽しく過ごした夏の日を思い出しています

ロンドンで作ってくれた お姉さんの和食の味にホッとしたことも思い出しました

すっかり時差にやられてしまって寝てばかりいたAYAと

トイレを詰まらしてしまったKに

それでも  大丈夫よ 大丈夫よ と言って笑ってくれたね



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そう どんな時も 大丈夫よ って言ってた

優しくて 強くて 前向きで がんばりやだった

そんなお姉さんが あっという間に 私たちの前からいなくなってしまうなんて

今でも 大丈夫よ って どこからか聞こえてきそうな気がしてならないよ

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お姉さん お元気ですか?

そうそう 洋ちゃんの所に赤ちゃんが生まれたよ

びっくりしないでね

それがなんと お兄ちゃんの誕生日にだよ!!

予定日よりずいぶん早くてちっちゃな男の子だけど 自分の誕生日に孫が生まれて

悲しみにくれていたお兄ちゃんも うれしそうだったよ


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お姉さんの命のかけらが

ちいさなちいさな命が 生きようとがんばっています

空から見守っていてね 大丈夫よ って


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あの声は お姉さんに届いていたのかな

あの時 開くことのないお姉さんの大きな目から ひとすじの涙がこぼれたけれど

 でも もう一度言わせてね

ほんとうに ほんとうに ありがとう

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あたりが深い霧に包まれた昨夜のこと。

一日の終わりの心地よい疲れに
まるで夜の闇に吸いこまれるかのように
布団にもぐり込み、とろりと閉じた瞼の裏に明るい気配を感じた。
サーチライトで照らされたかのような一瞬の光に驚いて夫を起こし
おそるおそる眼を開けてみると
障子を通してぼんやりと しかし確かに点滅を繰り返す光が
上かと思えば下に 右かと思えば左に ふわりふわりと。
ははーん 光の正体は蛍だと気付いた。

障子を通しているからなのか
あたりが深い闇だからなのか
光が増幅されて まるで影絵を見ているかのような
不思議な感覚に襲われた。

そしてそれがなにか お姉さんのお別れのあいさつのような気がして
幻想的な光に包まれながら 不思議な安堵とともに眠りに落ちたのでした。


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みなさま お元気ですか?

断りもなしの突然の音信不通をお許し下さいませ。
みっちょんはどうしたのだろう?と
時々訪問をして下さっていたみなさまにもご心配をおかけいたしました。

こんな拙いブログの更新を楽しみにして下さっていた方のためにも
何か書かなくては・・・と思うものの
何も書き出せない自分がいました。

姉(兄嫁)の突然の入院のしらせが入ったのは、うれしい再会があったばかりのGW明けのこと。
泣き虫だった兄の涙はもうずうっと見たことがないのに、電話の向こうの兄は涙声混じりでした。
そのただならない様子に、私は姉の病気の重篤さをすぐに理解したのでした。

が、みなの願いもかなわず入院からわずか1カ月と1週という短い闘病で
あっと言う間に姉は旅立ってしまいました。

姉を失った悲しみはなくならないけれど
それでも食べて寝て起きて、楽しい時には笑える自分がいて
暮らしの変化や楽しい報告もいろいろあったのだけれど
遺された家族の悲しみを想うと、何も書けない、いえ、書く気になれない自分がいました。


けれども 今日は四十九日。
姉が安心して生まれ変われますように
私もまた少しずつ元気を発信して行きたいと思います。

のんびりとお付き合い下さいませはあと




追伸 お姉さんへ
昨夜は本当にびっくりしたけれど
光を照らしながらあいさつに来てくれたのは・・・やっぱりお姉さんでしょう?
お兄ちゃんがここに来た時は
また ふわりふわりと遊びに来てくださいね♪