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最近、思うところあって、コーポレートガバナンスに関するインプットの時間を増やしています。
先日勉強したのは、「スチュワードシップ・コード」。
直訳すると管理者の心がけ、といったニュアンスになりますが、「資産運用受託社の責任ある行動」といった意味合いを持ちます。
日本版スチュワードシップ・コードに関して言えば、機関投資家による受入れ率は非常に高いようです。金額にして95%の機関投資家が2014年5月末までに賛同を表明しています。今後も「もの言う株主」としての機能が期待されるところです。
日本版スチュワードシップ・コードに関する有識者検討会[金融庁)

ところで、このスチュワードシップ・コード、本家はイギリスですが、日本は導入何か国目かご存知でしょうか?なんと、8か国目だそうです。コーポレートガバナンス関連の対応に関しては遅れていると言われている日本にしては、早い段階での導入と言うことになりますね。


一方、今後導入予定の「日本版コーポレートガバナンス・コード」は、既に70か国が導入しており、やや出遅れ感があります。東証と金融庁による有識者会議において、秋ごろまでを目途に基本的な考え方を取りまとめ、来年の株主総会シーズンに間に合うように策定予定のようです。

スチュワードシップ・コードが「投資家側」の行動規範であるならば、コーポレートガバナンス・コードは「企業側」の行動規範ということになります。今後の動向に注意が必要ですね。