ムスメが通う保育園。
実は、一般的に一番人気の
「認可保育園」ではありません。
しかし、
「こんなにいい保育園あるの?」
と思うくらい、いい保育園です。

子供たちを可愛がってくれて、
追加料金なしで英語やリトミックの
レッスンもあり、給食は手作り、
毎日お魚やさんやお肉やさんが
新鮮な食材を宅配しているのを
目にしますし、先生方は明るく
礼儀正しく…。

小規模なので、ハード面では
やや不満もありますが、肝心の
ソフト面では大満足!
している私です。


さて、昨日のお迎えの時のこと。
ちょうど、常勤で去年まで
ムスメの担任だった先生と
園長先生が二人で、保育園特有の
四人乗りバギーを片付けていました。

「おかえりなさいませ♪」

いつもの優しい笑顔で迎えてくれ、
少しそこで立ち話。

…すると、バギーのそばに、
小さな靴下が片方落ちていました。

「あら?うちの子のかしら…」

広いあげる園長先生。

すると、元担任の超キュートで
可愛い若先生、さっと靴下を
手に取り、くんくんとその臭いを
かぐではありませんか!

そして、

「うん、これ、みゆちゃんのだ」

私、唖然…。

こちらはアラフォーと思われる、
清楚な美女園長、恥ずかしそうに

「ここの先生、お洋服をかぐと
誰のだか分かるんです」

「え~!?○○先生の特技ですか?」

「いえ、みんな」

「みんな?!」


よくよく話を聞けば、美女園長も
最初は「くんくん」している
先生たちに驚いたとのこと。
しかし、実際に自分もかいでみると
確かに全員臭いが違う。
家で使う洗剤や柔軟剤、それに
子供の体臭も加わり、肌着なら
まず間違えないらしいのです。

小規模と言っても、園児は総勢
30名強はいます。
その全てをかぎ分けるなんて!
す、すごい…!!!

どうりで、しょっちゅう名前を
書き忘れるのに服の取り違えが
ないわけです…。

玄関を入り、靴下ボックスを
のぞくと、確かにさっきの靴下が
片方だけ、「みゆ」と書かれた
仕切りの中に入っていました。

大爆笑しつつも、ジーンとした私。
おむつを替え、食事を与え、
寝かし付け…保育園の先生って
本当にすごい。
心身共に疲れる仕事だろうに、
そこに義務ではない「愛」を
添えてくれている。
だから、ムスメもすくすくと
育ってくれたんだな…と。

保育園の先生方に、後光がさして
見えた事件でした。