あなたにとって本当に「大切なこと」は何ですか?

 

「本当に大切なことは何ですか?」

 

この問いに、ぼくは長い間答えられませんでした。

目の前のことに一生懸命すぎて、大切なものが見えなくなっていた時期が長かったからです。

 

冒頭の問いに対する答えで、出てきたものは「バランスの取れた、ニュートラルな生き方をしたい」でした。

 

働きすぎだったぼくは、結婚をし、これからの人生をどのように過ごしたいかを対話して決めていったときに生まれてきました。

そのおかげで、アンバランスな人生を卒業し、自分らしい豊かな日々をつくり上げることができました。

 

あなたは、バランスの取れた人生を送っていますか?

 

その答えがNOならば、どのようにすればバランスが取れた状態になるのでしょうか?

 

もしかしたら」人生のバランスについて、あまり考えたことがないかもしれません。

かつてのぼくのように。

 

日々、忙しいと、立ち止まって考えることも少ないから。

だからこそ今、

バランスの取れた人生について考えることが大切です。

 

バランスが取れれば、

 

*ストレスが少なくなります

*思ったことを実現できるようになります

*日々の暮らしが豊かになります

*仕事でパフォーマンスを発揮することができます

 

これらを実現するためにも、このブログで、あなたの本当に「大切なこと」を見つけてください。

 

 

 

 

ものごとの本質を引き出すしつもん、改善策を引き出すしつもん

ぼくがすべてを失ったとき、最初にしたのが、今までの行動の振り返りです。

そこで、ぼくが自分自身にしたしつもんは非常にシンプルでした。

 

「なぜ、こんな状況になったのだろう?」

 

というしつもんです。

 

実は、ぼくが講演会などでしつもんの効果を最初に説明するときは、「『なぜ』はできるだけ使わないように」とお伝えしています。それは『なぜ』を使ったしつもんは尋問になりやすいからです。

 

しかしながら、『なぜ』を使ったしつもんには、もう1つとても有効な使い方があります。

 

それは、「ものごとの本質を知ることができる」「要因をはっきりさせることができる」という効果です。

 

ぼくが自分自身にした『なぜ』というしつもんは、自分を責めるためではなく、再発を防止するためのもの。つまり、自分の失敗の本質に迫るしつもんが、このときの、『なぜ』でした。

 

『なぜ』の効果

  • 質問者が相手(自分)を責めるしつもん→尋問
  • ものごとの本質を引き出す質問→しつもん
ものごとの本質を引き出す『なぜ』というしつもんに答えてわかったのは、当時のぼくが「自分のことしか考えていなかった」ということです。
 
どんな人でも、自分のことしか考えてない人の側にはいたくないはずです。
周りの人も、そんなぼくには協力したくないと思ったでしょう。うまくいかなかったのもわかる気がしました。
 
このしつもんは、ぼくに問題の本質を見せてくれたのです。
そして、「同じことを繰り返すのはもうやめよう」と誓うことができました。
 
要因が把握できたところで、次にこんな質問をしました。
 
「やりたくないことは何だろう?」
「自分が本当にやりたいこと、ワクワクできることは何だろう?」
「自分にとって、心から楽しめるものは何だろう?」
 
最初の「やりたくないことは何だろう?」というしつもんに答えたとき、それまでの自分が、いかにやりたくないことをたくさんしてきたのかがよくわかりました。
 
中には、あまり得意ではないのに、お金をもらえるからと無理してやっていたこともありました。これでは長続きするはずがないと改めて思いました。
 
やりたくないことをしているということは、自分が「恐の選択」をしているということです。
 
これを無意識に続けていたと思うと、「自分はよく頑張っていたなぁ。でも、本当にきつかったな。もう二度と同じ状態にはなりたくない」と思いました。
 
残りの2つのしつもんに。最初は何も浮かんでこなかったので、それまでの人生でしてこなかった「休み」を取ることにしました。
 
そして、時間が経つとともに、自分の中から答えを引き出すことができました。
その結果、今のぼくがいます。
 
自分自身にしつもんをしなければ、今のぼくはいなかったと思います。もしかしたら、リベンジしようと、もう一度同じような仕事を選び、同じように苦しんでいたかもしれません。
 
すべての答えは自分の中にあります。
 
自分自身に「本当にやりたい事は何か」を問いかけずに進み続けていくことは、自分の時間を無駄に使うことにもなりかねません。
 
ぜひ効果的なしつもんを使って、自分の中にある本質に気づき、一歩前に踏み出す改善策を引き出していただけたらと思います。