息子の酷すぎるバイオリンレッスンから数日…あああ思い出すだけで胃がバーストしそう
練習は頑張ってるんですけど…。そんなこと先生には言えるわけない
姉は……たまに喧嘩をするものの。
まずまずご機嫌に弾いております。
今日はバイオリンキッズの親御さんを悩ませる音程のことを語りたいと思います。
愚痴も多いです
大変ですよね…。
ドラマ「さよならマエストロ」で、元チェロソリストの新入団員が1stトランペット奏者に向かって「高い。低い。ピッチが悪い」と扱き下ろすシーンがありました。
その晩トランペットの彼はお酒を飲みながら「俺のピッチが悪いんじゃない。アイツの耳が良すぎるんだ」と言うのです。
娘はいたく同意しまして。
「アッちゃんが悪いんじゃなくて、ママの耳が良すぎるってこと〜」
ほう。なるほど、一理ある。
が、先生にもそれを言えるのかね。
……何事もなかったかのように、ドラマに目を向けていました。
ピッチについては割と習い始めからうるさく言っていて厳しくてごめンヌとは思いますが、弦楽器ってピッチ合ってないとそれだけで下手ぴっぴに聞こえるんだっピ…つら…。
こればかりは、ピアノには無い悩みですね。
ピアノは平均律なので、実は調や和音によってはズレが出るらしいです。でも打鍵→振動→共鳴によって物理的に弦たちが「ここ落ち着くわ〜」ってところで互いに振動を合わせるんだそうな。それが良い感じの響きになるとかなんとか。
すごっ不思議っ
(自分でも何言ってるかよくわかってない上に、合ってるのか怪しい情報です)
ピタゴラス音律について勉強したときの動画で見たような気がする。
(いろいろ見たので、この動画じゃなかったかも)
和声とか音律とか…音楽理論ってどうにかなりそうですねすごいやマエストロ…。
以前にブログに書いたと思うんですけど、我が家の通うお教室は、バイオリンの指板にテープを貼らせてもらえません。
一度あまりの音程のとれなさに耐えかねて「テープを貼った方がいいのでしょうか…」と聞いたことがあるのですが。
「耳と感覚で覚えた方が最終的には近道になるので、もう少し様子を見ましょう」
と言われまして…。
「世の中のお上手なバイオリンキッズたちも貼ってるやん?!」「ただママが辛いやつやん!?!?」と思いつつ家でのスパルタ(娘よスマン)に互いに涙する日々。
娘はテケトーなのでいつも同じ場所を押さえるのは難しいのです…あと間違いを指摘されると腹を立て転げ回ってました(一年前は)
娘がバイオリンを抱えて床に転がって泣いたように、わたしも畳に転がって「もう辞めたらええやんか〜バタバタウワーン」したことが何度かあります。恥。
うーん、悩ましき音程。そしてテープ。
付ける付けない、どちらが正解、ということはないですね。
テープを取ったときに音程迷子で大変なこともあるかもしれないし、テープに従うだけだと調によっては違和感があるかもしれない。
しかし
しかしなのです
うちの娘に関してはテープがあった方が「私上手いでしょ!」と思い込んで、自尊心を傷つけずに楽しく練習してくれそうではありました。
息子は無い方がよさそう。「もっと指を広げて弾いてみよう」と言うと、次からちゃんとそうすることができる男です…ら、楽〜〜
おそらくテープに慣れる逆にと無いと弾けなくなって、取れなくなるタイプ。
それらを先生が判断する前に、わたしというピッチ気になるマンが無理して奮闘したため、レッスンでは先生が「大丈夫そうね」となったのかも…しれない…。
自分の首を絞める性分です
もっと放置した方が子どもは上手に育つ気がする。
「貼らなくてよろしい」と言われたものの、我慢できなくて、左手親指の位置だけ丸いマスキングテープを貼ったことがあります。
剥がすの忘れてレッスンに行ってしまったのですが、先生には特に何も言われなくてホッとしました。
テープ、今でも貼りたくなること、あるぅ
特に1番…君がズレると全てがズレる〜〜〜
テケトー女子は少し速いパッセージとかをめっちゃテケトーな音程で弾くのですどうにかならんものか。
ちょっとドラマ語り
「目の前にある段を一歩ずつ登っていたら、気づけば小さな丘の上に立っている」
さよならマエストロで、いいなと思ったセリフ(うろ覚え)です。
丘の上からさらに大きな山(富士山)が見えるというのも、ロケ地を活かした粋な演出だと思いました。
目の前に山があるなら登るしかねぇ
音楽とはつまるところ山男理論なのであった。
最新話(たぶん)の「きらきら星変奏曲」も良かった…。プロのような演奏ではないからこそ、音楽へのがむしゃらな愛が伝わってくるような好演でした
広げた風呂敷をちょっとずつ畳んでいくのが面白いです。