私のウエストとアキのバイオリンがサイズアップしました。

三日坊主な人間なもので、毎日縛りはやめました。ごめんなさい!


アキの入学準備やらユキの進級準備やらでくったくた…。加えてピアノさんがやってきたり、すーちゃんの離乳食がなかなか進まなくて白目になったりラジバンダリー…。


アキは小柄で、今まで1/10のバイオリンを使っていたのですが、この間のレッスンでようやく「大きくなりました…?」って言ってもらえました!そうなんです!めっちゃくちゃ食べるようになって、最近は少し窮屈そうに構えていました。

母は我慢できずに先月には1/8を買ってました。先生から言われるのを待ってたんです!よっしゃキター!


最初の楽器は、特にこだわりもないくせに「とりあえず中古は素人が手を出したらアカン」ということで楽器店で購入していました。


が!!


ヤフオク、メルカリ、ラクマ…数々のフリマサイトを巡回して、バイオリンの販売をされている業者さんやコレクターさんがいることに気付きました。とはいえ、「子どもが5年前に1年間使ってて〜」というのはちょっと怖い。せめて最近まで使ってたものがいい。

1/8バイオリンは古物取扱の許可証を持っている実店舗アリの工房から購入しました。最初はスズキにしようと思っていたのですが、工房中古のスズキはちょっとだけ予算オーバー。コレクターの方からならお安かったんですが…工房の方は新品ケースが付くし…。うーーん、悩む。1/8含めてあと5回買うんだよな〜、などとグルグル。

悩む間にも買おうと「いいね」してた楽器が購入寸前で他の人が買われたり…とにかく縁がなーーーい!

やけになって「これでいいや!」とポチッとしたのが、今回購入した「恵那バイオリン」でした。展示用の新古品、新品の純正ケース付きだったので購入を決めたのですが、ケースのジッパーが壊れてしまったとの連絡が。別の新品ケースでいいかと聞かれて迷ったのですが、また悩み直すのもしんど〜ということでOKしました。お詫びに新品のFOM肩当てもらっちゃった。これはユキにあげよう。


今日は初めてそのバイオリンで弾いたのですが、音楽は軽音ウェーイな夫(若い頃は「ふぇす」なるものに行ってた)でさえ「全然ちがうね!」と言うほど音色が良い。

さすがアウトフィットで6万ちょっとする純国産バイオリン…。3万のバイオリンとは音の輝きが違うなぁ。スズキの入門アウトフィットも同程度の価格帯であったと思います。

ユキがやりたがったらスズキの中古で1/10を買ってあげよう。ピンクのケースは嫌だ〜。とのことなので、アキの楽器はすーちゃんが大きくなるまで封印かなぁ。新しいケースだけ買うのも馬鹿らしいし。ケースって謎に高いですよね。

でも、楽器は演奏しないとどんどん傷むから、リペアに楽器と同程度の額は払いたくない…ジモティーーー!!!誰か受け取りに来て!!音はともかく、初めてのバイオリンとしてはきちんと仕事を全うしてくれました。多少乱暴に扱っても動じずに済んだ!


3万円のバイオリンの音にそろそろ私が耐えられなくなってきていた所だったので、サイズアップは嬉しい出来事でした。



でも、6万円でこの感動なら、それ以上ってどうなるんだろう。


私はフルートをやっているのですが、フルートらしい音が鳴る楽器は10〜15万くらいからだと思います。やはり素材が洋銀と銀メッキとでは違うし、総銀はさらに違う。金以上はリッププレートぐらいしか経験がないので何とも言えませんが、アマチュアには手に余るようです。音色は言わずもがな、煌びやかで深みがあります。


バイオリンに関しては、お金を出して新品を買えば良いかと言えば、そうでもなく。コスパいいな、と思います。

いやいや「戦闘力6万…ゴミか」「100万からが本物じゃよ」というバイオリン戦闘民族もいらっしゃるの知っていますが、中古ならば、新品30万程度の楽器が半額未満で手に入りますよね。音もすばらしいものが。管ではそうは上手くいかないと思います。バイオリンの音の要素は本体だけでなく、弦や弓でも変わってくるのが面白いですよね。

そもそも、バイオリンは中古の市場がものすごい。分数の入門用は溢れかえっていて、ありがたいほど。


管楽器も中古はあるけれど、とかく入門用の楽器で中古は敬遠されがちです。経験から言うと、中古楽器より新しい楽器の方が断然吹きやすい。2、3年モノの中古ならまだしも、10年以上テキトーなメンテナンスをされてきた楽器(つまり学校の楽器)は「良くこれで音が鳴ってたね」レベルです。

 あとはバイオリン に比べてメカニック部分が複雑な分、中古は不具合が起きやすく傷みやすい印象があります。

古いものはあくまで中古、オールドやモダンなどと呼ばれませんし、「枯れてきて良い音に」なんてなりません。そもそも、クラリネットやオーボエ等を除き金属なので…。


100年以上のものがザラにあるバイオリン、奥が深いです。ニセモノに気をつける、なんて管楽器では聞いたことないので「はえー」って思いました。

フルサイズへの旅は遠く長い……。皆さんどうしてるんだろう。