ハイ、お気楽極楽、アルコールストーブのコーナーです。

今回は、チムニータイプのご紹介。


チムニーとは、煙突の意味で、適当に吸気口を空けた缶カラの上部をすぼめてやると、

空気の流れが整い、炎が収束、加速されて強い火力になる。

このタイプのストーブは、加圧式のような非常に強力な物は難しいが、

いろいろな構造を楽しめる。


アメリカのサイトなどでは、大小のネコの缶詰を組み合わせた、

「CAT CAN STOVE」が、ポピュラーで、

中でも、J.FALKという人の作品が、簡単で面白く、

僕も一応全部作ってみた。


J.FALK'S CAT STOVE


もっと簡単なのが、あったのだがネット上で見つからなくなってしまった。

こういった2重構造のものでは、吸気口をアルミ箔で塞ぐといった方法で、

火力の調整も可能になっている。

僕が作った「真いか味付けストーブ」は、このタイプ。



右の吸気口のないものは、このままでは「とろ火」バージョンだが、

缶の下に10円玉を3枚置いてすき間を空ければ、そこそこ火力のあるストーブにもなる。

ま、5円玉でも良いのだが・・・。


中身を食べたあとの空き缶の底に2.5cmほどの穴を開け、

中には缶コーヒーの空き缶をぶった切った燃料缶が入っている。

家では、これでけっこう楽しんでいたのだが、

野外に持って出るとなると、もうちょいコンパクトで一体化したものの方が良い。


そこはそれ、日本人である。コンパクト化するのである。


で、結局たどり着いたのは、コーヒー缶を使って作る、こちら。



スチールのコーヒー缶を下から4.5cmぐらいのところで金切りバサミで、ぶった切って、

開放部をラジオペンチを使ってギャザーを作ってすぼめる。

これでも立派にチムニーとして機能するし、すぼめる事で強度も出る。

これも簡単工作だが、実用性は充分。

小型なので、中火と強火の2缶持ってもコンパクトに収まる。


吸気口の数で、火力を決めてしまう。左から、とろ火、中火、強火である。


なぜ焼け焦げているかというと、塗装が焦げると刺激のあるいやな煙が出るので、

ガスコンロであらかじめ塗装を焼いてしまっているためで、

焼けた地肌も味わいがあって、少しづつ違う模様になるので、スティール製のストーブは、

最近、全て焼いている。

アルミ製の物では、アルミの融点は低いので、これをやると融けてしまう。


燃焼風景は、こちら。



これは、中火缶の燃焼。チムニー型特有のすぼまった一本の炎。

吸気口は、6ミリのものが四つ。

半合から1合のご飯をコッヘルで炊くには、これぐらいの火力が、

吹きこぼれもせず、じっくり炊けて、芯も残らない。


着火してしばらくは、缶の中でモワモワ燃えているが、缶が温まると

次第に炎が出てきて写真のような本燃焼になる。


加圧型のものは、火力があり、最初は「おー!」っと興奮するのだが、

火力の調整が難しい事もあって、「こんなに火力無くても良いなあ・・・。」

というところに落ち着いてしまうパターンは、ネット上でも多く見受けられる。


僕の場合も散歩に持って行くものなので、そんなに大急ぎでお湯を沸かす事もない。

どちらかというと散歩の方が楽しくなってきたので、作るのも簡単な方が良い。


お湯が沸くのは、ゆっくりだが、その分燃料の持ちも良い。

風には強くないが、風防をしっかりしてやれば、外でも充分使える。


家で小鍋をつつく時なんかも、固形燃料の代わりにこういうのをひとつ作るのも

楽しいですよ。お湯割りのお湯をゆっくり沸かしておくとか。