黒子のバスケlove♡ -10ページ目

黒子のバスケlove♡

小説なのに、不良!?しかも不良どうしが恋愛して・・。

キャッキャウフフな訳ですよ。

作者は相変わらずアニメとニコ動オタクです。

「修真くん、お疲れさまですわ」

練習後、美高が早足で駆け寄る。

「安静にしないと・・・」

「わかってますよぅ!この子達のためにも・・・」

あぁ、なんて幸せそうなんだ・・・

すると制服の袖が何かに引っ張られている気がした。

目線を下にやると、信吾がいた。

「何」

「前、話し忘れてたことあってね。」

「あ、どんな話だ?」

「それはね・・・」



6年前

「お疲れ~!今日も試合勝ったの?」

「あ、うん」

「すごいな~。もう最強って感じだね!」

また勝った・・・。

手ぇ抜いてもこれか。面白くない。

それに、今日は・・・

『お前が来てからバスケ楽しくねぇよ!!』

「なぁ信吾」

「何?」

「野球やめたいって思う?」

すると信吾は驚愕したような表情を浮かばせる。

「ないよっ!?な、なんで!?」

俺のせいでみんなが楽しめないなんて言えないよな・・・

「修真?泣いてるの?」

気づくと涙が出ていた。

「なんでっ・・・悲しくないのに・・・!」

みんなに対する罪悪感がこぼれ落ちる。

「みんな・・・ごめん・・・」

無意識に言葉を放っていた。

目の前でいきなり泣き出す弟に言葉が詰まる。

「っ・・めそめそすんな!!」

声を荒らげた信吾に驚く。

「修真が影で泣く必要なんてないよ!みんなのこと大事なんだろうけど、考えすぎだよ!」

「でも・・・」

「今度修真が泣くようなことがあるんなら、僕は野球やめるよ!!」




「強いせいでさ。周りから孤立して、それでも一生懸命周りのこと考えて・・・。健気だよね」

修真・・・

「あ、そういえば修真のリストバンドさぁ」

話の途中だが、修真に目をやる。

確かに右手にリストバンドが。

「あれってね・・・」

「こんにちわっ」

篠北!?

俺らが会話中とか気にせずに割って入ってきた。

「あっちのコートから見てたんだけど、相変わらずすごいなぁ、修真くんは」

「で、そのリストバンドは・・・」

「あたしがあげたんだよ!」

そうか、確か昔は修真に教えてもらってたんだっけ。

「いつも教わってるお礼であげたんだよね。まさか今でもつけてくれてるなんて・・・。ホント、バスケ界のお兄ちゃんね・・・」

篠北がポケットに手をいれると、修真と同じリストバンドが出てきた。

「ね。ペアなんだっ!」

うわ~。美高に見せたら絶対修羅場になる!!




次の日

「おはようみんな~」

朝から南のグダグダ話が始まる。

「あ、美高は訳あって長い間こーへんからなぁ。」

美高が!?

後ろを振り返ると青い顔をした修真が。

「えー。なんで来ないんすか?ハワイにでも行ったんですかぁ?」

クラス唯一の漫才研究会の通称『すべりくん』が手を上げる。

「訳ありや。ちなみに面会もナシやし、次学校来るのは5月くらいらしいけど・・・寂しいなぁ」

5月!?

今は10月だから、えっと・・・




「美高が7ヶ月も無断欠席するなんて・・・」

放課後、木田がうなだれながら呟く。

その時、教室に一人の女性が入ってきた。

美高のメイドの林さんだ。

「あのっ・・・空は・・」

修真が駆け寄る。

そして、林さんは誰も予想しなかった行動に出た。

なんと修真に膝蹴りをしたのだ。

「い"っ・・・」

しかも命中した場所が悪かった。

「修真!」

慌てて信吾が支えに行くが、かなり痛いのか床に膝をつく。

「はっ・・林さん!いくらなんでもこっ・・股間を蹴るなんて・・」  

木田が必死に抗議する。

「仕方ない。でもこれはどの代が決めたのかは知らんが、お嬢様にふさわしいかどうか調べるものだ。さぁ、立て。」

痛みをこらえてなんとか立ち上がる。

「ほう。なかなかじゃないか。許せる範囲だ。それでも面会は出来ないがな」

「妊娠してるから・・・ですか・・?」

「そうだな。お嬢様に与えているのは絶対的安静だ。そのために、お前からも遠ざける。電話とメール、文通くらいなら許してあげよう。」

複雑な事が頭を回る。

今は、修真のバスケの試合さえ終われば・・・