広島市八丁堀で身原皮ふ科・形成外科クリニックをしている身原京美です。

 

現在シミについてお話しています。

一口にシミといっても医学的にはさまざまなものが含まれ、シミの種類によって適した治療法も異なり、代表的なシミには以下のものがあります。

  1. 老人性色素斑:丸い茶色~茶褐色のシミ
  2. 肝斑:主に頬にみられる目の周りを覆うよう両側のシミ
  3. 雀卵斑(そばかす):頬を中心に多発する小型のシミ
  4. 脂漏性角化症:少し盛り上がりのある、いわゆる〝老人性のイボ〟

これまで1.老人性色素斑、2.肝斑 についてお話ししてきました。

⇨ 丸い茶色~茶褐色のシミ「老人性色素斑」

⇨ 肝斑(かんぱん)の特徴・治療法

 

 

 

今回より、3. 雀卵斑(そばかす)についてお話します。

 

これもお悩みの方が多いのではないでしょうか。

 

 

雀卵斑(そばかす)とは

他のシミと違い小学生頃より発症し、思春期に目立つようになります。

1~数ミリの小さいシミが両ほほ、目の下、鼻に出ておでこや口の周囲やお顔全体に拡がる場合もあります。

 

遺伝する傾向があり、同じご家族の中でもみられることも多いです。

 

女性に多く、日焼けや妊娠などで悪くなりやすい特徴もあります。

色白で乾燥肌の方に多いようです。

年齢を重ねるに従って、目立たなくなってきます。

 

そばかすは比較的治療への反応は良いのですが、再発しやすく繰り返し出現するのがやっかいなところですショボーン

 

 

 

雀卵斑(そばかす)の治療法

最も結果が良くて患者さんにとっても利便性が高いのはフォト治療(=フラッシュライト療法)です。

 

フォト治療は、治療後テープを貼る必要もなく、その日にお化粧もしていただけます。

日常生活が制限される期間(=ダウンタイム)がないのが特徴です。

 

フォト治療後はそばすの部分がごく小さな「かさぶた」となります。

1週間ほどでかさぶたが取れて薄くなります。

1回の治療でも改善が期待できる場合も多く、結果の良い治療です。

 

 

ケミカルピーリングやイオン導入、ハイドロキノンなどのシミ取り剤とフォト治療の併用も効果が期待でき、当院では患者さんのお肌のタイプやご年齢、そばかすの状態によりさまざまな治療を組み合わせてご提案しています。

 

そばかすは日光で悪くなりやすく、治療後は厳重な日差し対策(UVカットなど)が大切です。

 

身原皮ふ科・形成外科クリニックのHPはこちら→https://www.mihara-cln.com/