-絵は祈り、絵はもう一つのあなたの言葉-
人生という時計の午後は、ガツガツ何かを得ようとするより
ゆっくり静かに自分を見つめる時間帯なのだとか。
そんな時間帯には「描く」がなんて似合うんだろうと、つくづく思うのです。
描く眼は幸せ探し名人の眼。
あなたは今日、どんな ” 世界の素敵 ” を見つけましたか?^^
西表島の秋は、海のコンディションがあまりよろしくありません。
今日はガイドさんに海の長距離をリクエストしていましたが、
時化のため、安全をとってフィールドを川へ変更でした。
自然を相手にしますから、
その日の気候や潮具合次第で変更は、まぁ、よくあることです^^
(安全第一です☆)
で、今回は風も強い予報なので、
この時期に風の影響が少しでも少ないだろうと予想されるベタな観光場所の仲間川へ。
ここは観光船のメッカだったところでして、(今もか!^^)
以前は離島ターミナルに船がついたら、
ここへ観光バスでどどーっと運ばれてくる人を見てきました。
みーんな遊覧船(エンジン船)で上流のサキシマスオウの樹を観に行く、
、、というのがお決まりコースの1つのようでした。
なので夫は(当然ながら)45年来、この川の上流にあるサキシマスオウの樹は
見に行ったことはなく、川にも興味なく🤣
ここ2年ほどの間に、
やっとこさ私たちもこの川でもカヤックで遊ぶようになりました。
でもね、やっぱり頻繁に行き来する遊覧船が苦手で(^^;
なんとなく避けがちな川だったのでしたー。
でもねこの川は、沖縄県で2番目に大きな川であり、
驚くことに!日本中のマングローブの半分を(!)有してる巨大な湿地帯でもあるんです。
(実はしゅげー川なのダ)
で、このベタな名所川を、超専門分野を持つガイドさんに案内していただきました。
今、西表で三大ガイドと言われてるうちのお一人で、
自然番組などのガイドはほぼこの方に依頼が集中しているそうです。
結論。(今日は、結論はやっっっっ)
専門家はいいーー❤️
めっちゃ楽しかった!!!!
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
自分たちだけでは絶対に気づけないポイントをたくさん聞けました。
たとえば、、
こんなシダが島ではこの一本きりの超レアシダだったり
この木が実はこの種類の中でめっさ驚きビッグサイズの子だったり
(知らずにいつも素通りしてました(^^;)
いつも「なんだろね?こりゃー?」って通ってた穴が
この土地と地熱と歴史と木々の賜物だったり。
毎回ただ綺麗な風景だと思ってたこのマングローブたちが背負っている
自然問題(人間が起こしたんじゃないか?問題)があったり、
林野庁の考えと実際の現場の差が開きすぎてたり、
仰け反るような莫大な補助金が無駄に消えていった話だったり。
この風景にそんな(全部人間発の)大問題があるなんて
気づきもせずにいつも
「綺麗だねー」って言いながら前を漕いでました(^^;
今、そんな諸々を解決できるかどうか、
長い時間をかけて確認実験(?)をしてるから遊覧船を減らしたり
遊覧できる範囲を狭める努力をされてるそうです。
数年?数十年?かけて
人間が壊した自然を元に戻そうと頑張ってる人たちがいるんですね。
すごいな。。
いやー、、書き出すときりがありませんー。
専門家はさすが、プロフェッショナルなんですねー。。
植物ひとつとっても、生き物ひとつとっても、環境も歴史も、お役所問題も、
んもうーーーー、あらゆる視点からの見解を持ってて、
私たちは夢中で彼の説明を聞いてしまいました^^
(繰り返しますがガイドさんは” 選ぶ ”って大切よーーー☆
個人的に強く強く強く!そう思います。)
「(今日のように島慣れしてる3名が)まさかサキシマスオウでこんなに爆盛り上がりしてもらえるとは・・・!!🤣🤣」
ええ、私たちも、まさかサキシマスオウでこんなに感動するとは・・・!!
🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣
と、ガイドさんも私たちの謎の盛り上がりっぷりに驚いていた、
日本の名樹100選の中の樹。
沖縄から代表して選ばれた一本、この子をどうぞ☆
一番高い根っこの壁の上までは4メートルあります。
家の天井の1.5倍くらいですね。
推定樹齢は400年だそうです。
写真は樹から離れた場所で撮ってるから
リアルなサイズ感がわかりませんねぇ(^^;
ベタな観光名所で鬼爆盛り上がりの西表ベテラン3名☆
(お一人は姫路からいらした好青年リピーターです。LINE交換しちゃった^^)
初心者コースを侮るなかれ、でした。
基本のきを、丁寧に解説されながら整理・理解するって大切なことですね。
「時々ガイドさんをお願いしてこういう機会を持とうね」と夫。
うんうん、私もそう思う!!^^
自分の中の整理整頓・棚卸しにもなりますし、
なによりも「知ってたつもり」を訂正したりブラッシュアップしながら
もっともっと確実に自分を高めるために。
これ、パステルを学ぶ時も同じなんですよねーー。
赤ちゃんの離乳食でも最初にケミカルに触れさせないように、
濃い味に舌が慣れないように、
できるだけ素材の味だけから入りますよね。
言葉も、望みうるのなら
丁寧な言葉ややさしい物語から触れさせたいものですよねー。
ね? 絵もまったく同じ。
「絵を学びたい」時の、多くの方の最終目標地点は、きっと
「私らしい絵を自由に楽しみながら表現できる自分になりたい」だと思うんです。
そのためにどんなことを積み重ねるのがいいのか、、
もっとはっきり言っちゃえば、
私の年齢で効率よく「自由に自分の言葉(絵)を語る」には何をどうすればいいのか、
実は選択肢はそれほど多くはありません。
おばあちゃんのアドバイスを受けながらお母さんが赤ちゃんの離乳食を作るように、
言葉を覚え始めた子どもたちに絵本をゆっくり優しい声で読み聞かせてあげるように、
昔から連綿と続いてきてるやり方には、理由も意味も実績もあると私は思っています。
人は自分が辿ってきた道しか本当の意味で理解した上で
次の人に伝えるパワーを持てないものだから、
自分がお会いする方たちへは、
自分が受け取ってきたあれこれを、必要なタイミングで必要なことを的確に伝えたいです。
私も「描く」のベテランガイドさんでありたいなーと思ったこの日でした^^
今日も明日も、あなたの心に触れるすべてが幸せなことでありますように。
↑1日に1回応援ポチして頂けるとブログを続ける励みになります☆
いろんなタイプの作品もあります。
あなた好みのパステル画に出逢えますように!(*^^*)
- PC表示のサイド動画があります。(スマホの方へ)-
描きたい人の眼は世界のいいところ探し名人の眼。
夫が、家族が大好きで、
生徒さんが大切で、
世界の美しさに感激しつづけたくて、
自然の厳しさ強さに感動したくて、
命の智恵をリスペクトしたくて、
自分の真ん中から、指先から、生まれる世界を知りたくて、
まずは自分の手が届く世界を大切に、
今はパステル画でそんな対象を描いては毎日を楽しんでいます。
私の思う「描く」って、
心と向き合い、
大自然や命たちと呼吸をあわせ、
これまでの思い出を総動員して、
今いる「ここ」を
慈しみ、愉しみつくす経験の記録&分かち合い。
それは神さまとの会話だと思ってて。
そんなさり気ない日々にあふれてる
感動と感謝をあなたとも分かち合えたら嬉しいです。