-絵は祈り、絵はもう一つのあなたの言葉-
人生という時計の午後は、ガツガツ何かを得ようとするより
ゆっくり静かに自分を見つめる時間帯なのだとか。
そんな時間帯には「描く」がなんて似合うんだろうと、つくづく思うのです。
描く眼は幸せ探し名人の眼。
あなたは今日、どんな ” 世界の素敵 ” を見つけましたか?^^
今、夫と二人で西表島に来ています。
うちの車もカヤックも元気でした^^
とはいえ、車は革張りでして、
カビがすごくて(笑)、、
初日に一生懸命ふきふきしましたけれどね。
あと、車の中にヤモリが一匹紛れ込んでいました。
この2ヶ月の間に、
車のどこからから入り込んだのでしょう。
「逃がしてあげないと死んじゃわない?」
って私が聞いたら、
「自分で入ったんだから自分で出られるでしょー」
と夫。
確かに逃がそうとしても逃げません。
ええ、、しっかりと彼(彼女?)は車内にお住まいになっておられました(笑)。
ま、いいけどね。
さて、昨日は
/
いい歳をした大人が二人して
日が暮れるまで遊びまくるなんて、どうよ?
\
と大笑いしながらも、
くったくたになるまで海の上にいました。
おかげで40センチ超えのミーバイ祭りです^^
これから数日間のお夕飯のおかずゲット!!
ちなみに、昨日はミミジャーという超絶美味な子をお刺身にしました。
今夜はミーバイをお刺身と煮魚にしました^^
でね、
丸一日、カヤックを漕いでて気づいたのですが、
私が初めてカヤックに乗った時、
小さな湾内(初心者マーク時には広大な湾だと思ってた)の
ほんの数百メートル向こうに行くだけで、
死んじゃうんじゃないか?
と思って、怖くてたまりませんでした(^^;
それからだんだん距離が伸びていきましたが、
深い深い湾まで遠出して(←昔は遠いと思ってた(^^;)
その広い広い湾の中の一番手前の大型船留に行くだけでも
「すっげー!私!!('o')」
って、世界旅行したような気分になって、
まさか、その大型船留の
一番奥にあるブイまで行くなんて、
考えるだけでも気が遠くなるーーー!!な、距離に感じていました。
数年後には、
その永遠に行けそうに無い距離だと思ってた一番奥の場所にも
当たり前に行くようになり、
ってか、ただの通過点になってて、
今は、昔無理無理無理ーー!!って思ってた距離は
「ほんの散歩」程度の認識になっています(笑)
これって、どんなことでもそうですよねー。
たとえば私の父は、祖母や母の考えもあって
「男子厨房に入らず」で生きてきました。
それが母を亡くしてから、
還暦をはるかに超えてから、男性のお料理教室へ。
最初はお米を研ぐところから調味料の計り方から始まりましたが、
今や娘たちよりも健康的な食卓を揃えるまでになっています。
(理系男子にとってお料理は科学らしいんです。
だからとっても簡単で楽しいみたいです。)
最初、お米の量り方を教える時に
「これじゃぁ先は長いなぁ、、、」って思ったのに、
今や父のところで食べるご飯が楽しみな私たち子供達です^^
もちろん、パステル画でも同じです。
初めて絵を描かれる方にとっては
まるでお料理を一から覚えるかのように、絵の世界もあまりに要素が多すぎて、
いったいどこからスタートすればいいのかさえ混乱されるかもしれませんね。
でも、めげないで、何度でも何度でもトライしていくうちに
自分では気づかなくても、間違いなく!
続けた回数の分、私たちの内側にはスパークするための力がチャージされていきます。
あとは点と点がいつであって化学反応を起こしてくれるか、だけなんですよねー^^
だから、たくさんたくさん「絵以外」のことにも
興味を持っていただけたらなーって思うのです。
例えば、今日の私はカヤックから見上げた青空と白い雲を見て、
「ああ、青は今よりももっと透明度を工夫して、、
雲は白だけじゃなくて、こんな色が入ってるんだな?
光の入れ方もちょっと工夫して、、
家に戻ったら、
全体のトーンを今までとは変えて描いてみようっと!」
って、今までの経験とこの日の感動が私の中で
新しい空の表現に挑戦するという化学反応を起こしました。
それは今まで積み上げてきたものがあってこそでもあり、
絵じゃないものを飽くことなく観察し続けたからでもあり、
西表という場所があってくれるからであり、
空があるから、太陽があるから、風があるから、、、
そしてここに一緒に来られる人がいてくれるから、、
ですよね。
これ、一人で画用紙と向き合うだけでは生まれない反応だと思うのです。
私はいつだって
「絵を描くから」「絵じゃないものをたくさん見る」ことは、
同じコインの裏表であり、存外にたいせつなことだと思っています。
身近に小さな感動をたくさん見つけて
すぐ手の届く「ありがたい」を指折り数えて
自然が創る色彩に心動かされて
少しでも近づけるようにありったけの知識や経験を棚卸して
自分なりの小さな挑戦を繰り返す
生きてる限り、この挑戦と喜びを続けられるなんて、
「描く」ってなんて幸せなことなんだろう、、!
と、やっぱりここに終始します^^
あなたなら「描く」がもたらした「嬉しい」をいくつ数えましたか?
同じテーマを描き続けてみても
螺旋階段を上がるように成長している自分を見つけていますか?
その静かなで穏やかな(だけど深い)満足の息遣いが
ずっとずっと続くよう、
何度でも何度でも、トライすること自体を楽しんで暮らしたいものですよねー^^
ーーーおまけーーー
私たちが着いたと同時に、うちに飛んできたサギが転ぶ様子をどうぞ☆
鳥も転ぶんだ、、、!!!
(*≧m≦*)ププッ
今日も明日もあなたの心に触れるすべてが幸せなことでありますように。
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いろんなタイプの作品もあります。
あなた好みのパステル画に出逢えますように!(*^^*)
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描きたい人の眼は世界のいいところ探し名人の眼。
夫が、家族が大好きで、
生徒さんが大切で、
世界の美しさに感激しつづけたくて、
自然の厳しさ強さに感動したくて、
命の智恵をリスペクトしたくて、
自分の真ん中から、指先から、生まれる世界を知りたくて、
まずは自分の手が届く世界を大切に、
今はパステル画でそんな対象を描いては毎日を楽しんでいます。
私の思う「描く」って、
心と向き合い、
大自然や命たちと呼吸をあわせ、
これまでの思い出を総動員して、
今いる「ここ」を
慈しみ、愉しみつくす経験の記録&分かち合い。
それは神さまとの会話だと思ってて。
そんなさり気ない日々にあふれてる
感動と感謝をあなたとも分かち合えたら嬉しいです。