-絵は祈り、絵はもう一つのあなたの言葉-
人生という時計の午後は、ガツガツ何かを得ようとするより
ゆっくり静かに自分を見つめる時間帯なのだとか。
そんな時間帯には「描く」がなんて似合うんだろうと、つくづく思うのです。
描く眼は幸せ探し名人の眼。
あなたは今日、どんな ” 世界の素敵 ” を見つけましたか?^^
息子のトライしようとしてる作品は
パネルサイズが大きすぎて自分のアトリエ制作を断念しました(^^;
(描いたはいいけど部屋から出せないのです。
まるで、イケアで大きな家具を買ってはみたものの、
お家に搬入できないっていうアレの逆バージョンですね(笑))
で、学校で制作しつつ、
パーツパーツの習作は家で描くことになりました。
とまぁ、そんな感じで、
最終制作の前には習作(試作画)が当たり前の、この「描く」の世界ですよね。
パーツ練習って大事。
そうえいば、ピアノを習っていた時には
うまく弾けない箇所は何度も何度も練習させられていました。
合唱部でソプラノでは、高いパートの声が出ないときも
何度も何度も発声練習させられました。
小さな成功が集まって、大きな成功になるのですねぇ。
しみじみ。。
さて、そんな小さな練習は、当然パステルにもあります。
先日のzoomは、
「羽がうまく描けない(消せない)」とおっしゃっていたので
羽のパーツ練習をしました。
羽はとても愉しいモチーフでして、
あんなに小さいのに形の取り方練習にもいいし、
消しゴムの訓練にもなります。
数を使えば画面構成もできるし、
一枚だけで物語を作る楽しみもあります。
でね、
消しゴムで消して描く時に忘れちゃならないのが、
羽は「白」だということです。
この「白いものを描いてる意識」というのが大切だと私は思っています。
「意識?テクニックじゃないの?」って思われるかもしれないけれど、
何ごとも、まずは思いが先だと思うんです。
もちろん、絵だけじゃなく、物を作るときもね。
意識があるから、それを形にしようとあれこれ工夫が生まれます^^
zoomでは、まずは「今のあなたの羽」をよく見せていただいて、
・どんな課題があって「いまいちです、、」と感じるのかを見つけて
・どこをどう変えるともっともっと良くなって、
・それにはどんな塗り方や消し方をすればいいのかを実際に体験して
・以前の作品と並べて見比べていただいて変化を実感していただく
という手順で具体的な自分の作業に修正を入れていただきます^^
バックを青く塗って、消しゴムで白く消していくだけですが
「白い羽」を感じられるといいなー。
影入れもなーんもしていません。
消しゴムだけで、このくらいの仕事をしてくれるんです。
消しゴム、あんたはエライ!
、、と、きっと、小松政夫先生もおっしゃっていることでしょう。
(ほんまか!?)
いくつかの修正点を見つけたので、それをお伝えして
その修正方法も考えてみて、、、
すると、
白い羽になった!とか密度が上がった!とか、
ご自身でも良くわかる変化をしていただけたようです。
修正していただいたことは、どれも小さなことばかりなんです。
でもその小さなひとつひとつが集まって
目指す作品が生まれるんですよね。
小さな丁寧な思いが集まって
心動かす大きな思いまで育っていく。
その途中の手を抜いても抜かなくても
誰かに気づかれても気づかれなくても、
自分と神様だけは知ってるんですよ、その過程をすべて。
だから「描く」って、
楽しくて愛おしくて、
時に厳しい先生になってくれたりするんですね。
驚くほど変化したようで、よかった^^
それを集成して、こんな一枚で締めました。
【天使の去ったその後に】
描きたいものがちらりと自分のうちをかすめたら、
その最初のひらめきを、
たとえ拙いと自分では思っても、
形(リアル)にすることを恐れないでくださいね。
千里の道も一歩から。
ってか、小さな一歩を踏み出せなかったらどこにも行けませんものね。
ずっと同じ場所にいるだけですからね^^
あなたの心に触れるすべてがどうぞ幸せなことでありますように。
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いろんなタイプの作品もあります。
あなた好みのパステル画に出逢えますように!(*^^*)
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描きたい人の眼は世界のいいところ探し名人の眼。
夫が、家族が大好きで、
生徒さんが大切で、
世界の美しさに感激しつづけたくて、
自然の厳しさ強さに感動したくて、
命の智恵をリスペクトしたくて、
自分の真ん中から、指先から、生まれる世界を知りたくて、
まずは自分の手が届く世界を大切に、
今はパステル画でそんな対象を描いては毎日を楽しんでいます。
私の思う「描く」って、
心と向き合い、
大自然や命たちと呼吸をあわせ、
これまでの思い出を総動員して、
今いる「ここ」を
慈しみ、愉しみつくす経験の記録&分かち合い。
それは神さまとの会話だと思ってて。
そんなさり気ない日々にあふれてる
感動と感謝をあなたとも分かち合えたら嬉しいです。