「お母さんが自分にしてくれたことを、今一度、数えてみましょう」


すっかり記憶の彼方にあることを思い出してみる

・どんなにしんどいときも、毎日ご飯を作ってくれた
・毎日お洗濯してある下着を用意してくれてた
・紙おむつがなかった時代だから、毎日手洗いでおしめを洗ってくれてた
 (私は2月生まれ。雪が降ってても外の水道で手洗い)
・自分の気持ちよりも子どものスケジュール最優先で動いてくれてた
・お出かけする時は必ず姉妹におそろいのワンピースを縫ってくれてた
・たくさんの歌を教えてくれた。絵も描いてくれた。



『ばぁばのこと、憶えてるよ』
「へ~、あなたたちが幼稚園の時に亡くなったのに?」
『うん。一番やさしい人だった!』
『うん、転んでばぁばの上に乗ったときにね、真っ先に僕の心配してくれた』
「ばぁばのお腹、乗ったら病気復活しちゃうのにねぇ・・」
『うん、でもばぁばはいつでもすっごく優しかった!』
『いっつも笑ってたしね!』



私の母のこと、
顔もうろ覚えの子ども達でさえ
私の母の優しさや
示してくれた愛を憶えているというのに、

私は忘れていたことがなんと多かったことか。


いいえ、忘れてたのではなく、
『やってくれて当たり前』って

そんな風に思ってたから、
見えていなかったんですね。



数えてみた「してもらってたこと」の中の
上に書いてみたことは、
ほんの少しの例。


これをしてくれた頃の母は、
今の私よりもうーんと年齢も若かった時。


倍近い年齢になった私は、
 今、
どうしてる?


・便利な電化製品が増えたのに「後でいいか・・」って思う時多々
・外食・中食・・・だんだんと増えて来た
・お裁縫は苦手~って、幼稚園のカバン以来作ってあげたモノはない
・学校スケジュール最優先はやってるね
・歌・・・私が歌ってると子ども達は珍しがるわ・・



今の私の半分くらいの年齢の母に、
当時の私は
なんと当たり前の様に『完璧な母』を
求めていたんだろうと、
改めて思う。

そして懸命に応えてくれてた母に
直接言葉で言うことは
もう出来ないから、

心の中で
『ありがとう、お母さん』



今直接お母さんに言える方は
まだ間に合う方は 

とっても幸せなのよ。(⌒⌒)

そんな気持ちにしてくれた
幸せな時間を過ごしてました。


私は全力投球出来てたかな? できてたよね。頑張ったね、私^^