【アニメ感想】『妖怪学校の先生はじめました!』第24話(最終回) | 雪花の風、月日の独奏

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主にギャルゲ、時々百合。

2クールだったアニメ『妖はじ』もとうとう最終回。

嗚呼、我輩は来週から何を糧に生きていけばいいんだ…ッ!


 

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正体と本心を打ち明けた歌川さんは、未練を断ち切って、入道くんを取り戻すことを改めて宣言。

暗(ついでにたかはし先生)を抑え込んで、皆を先に行かせようとする。

輝かしいものを感じるぜッ!

さすが顔パックしてまで勉学に入れ込んだ女は、生き様が違う!

ド変態の上をいく変態にまで身を落とした彼女は、やることが違う!!

 

 

 

歌川さんだけを犠牲にするまいと、残されたクラスメイトも大活躍。

想い人のために奮闘する蓮浄さんの姿が勇ましい!

 

 

 


 

親友コンビの再会。

タマはおバカだけど、言ってることは的確。

「どうしたいか」「何をしたいか」―――それは他人が決めることじゃない。

自分が、自分の意思で持って決めること。

そして、生まれ持った武器を振って人を傷つけるも救うも、全ては本人次第。

 

 


 

先駆者が道が分からぬ者を導く。

それは確かに間違っていない。

入道パパの言うことにも一理ある。

でも、そこには「道が分からぬ者」の意思が何一つ入っていない。

そんなの、先駆者にとって都合のいい傀儡にしかすぎないじゃないか。

安倍先生は震えながら断言する。

そう、「安倍先生」は、ね。

 

震えながら断言した「安倍先生」。

その正体は――――!

 

 

「こ、怖いに決まってんでしょ……だって」

「俺は弟と違って妖怪苦手な兄貴の方やでな!」

 

 

キターーーーーー!

 

双子の入れ替えトリック!!

『妖はじ』原作を見て、「あ、この作品ただものではない!」と感じたのがこのワンシーン。

 

 


 

本物の安倍先生は、はなから館に入っていない。

ずっと上空で風神雷神の尾形くんが出した雲の向こうに隠れ、入道くんが自立するのをずっと待っていた。


相手に自分の敷いたレールの上に歩かせようとする者と、相手が自分で決意して立ち上がるまで待ち続ける者。

「先駆者」の方針の違いが如実に出たシーンだった。


原作を読んだ時も感動したけれど、アニメでも感動して、もう感無量。

晴明の笑顔がこの上なく美しい。

 

 

 

 

その後、ブラコンに台無しにされたが。


佐野くんの言う通り、晴明より時々キモい時あるな、ドッペル雨明よ。

まあ、確かにたかはし先生は怖い。

最凶だもん。

 

この入れ替えギミックに気づかれないように、声を逢坂さんに極力似せた梶原さんの演技力が見事でした。

キャスティングの妙味。

 

 

 

 

入道くんと瑠璃=歌川さんは、改めて友達からやり直すことに。

クラスメイトに冷やかされて、照れる二人の可愛いことよ。

 

 

 

でも、入道くんには申し訳ないけど、我輩の中では歌川さん、たかはし先生と組み合わせが熱いんだよ……。

親子コンビでもいいし、カップリングにしても美味しくいただけるんだよ……ッ!

 

 

 

 

 

萌えすぎて、はげるかと思った。

たかはしさん家が尊い……(感涙)

我輩、『妖はじ』の家族というくくりでなら、たかはし家を一番推していくわ!

入道くん家は教育方針やばそう。

 

 

 

その入道くん家で育った入道くんは狢くんに意趣返しをしていた。


ちなみに、アニメでは2話分のタイムラグだが、原作では9話分のラグが存在してる。

意趣返しまで長い道のりだったな……。

 

 


 

雨降って地固まる。

晴明の力で石化された正面突破組も元通りになり、入道くんの復学も認められ、全ては晴明の作戦通り、「平和的」に事態が解決。

このエピソードで株を上げたキャラ、多いんだよな~。

泥たん、捨て身の特攻、カッコよかったぜ。

 

 


 

そして、安定のギダオチ。

変態と個性が爆発してるクラスメイトの日常は続いていく―――。

一反木綿にまで制服を着せようとするな!

 

 

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総括。

 

おもしろうございました!!

 

作画事情がアレなのは仕方ない。

原作12巻分を24話に収めようとすると、細かいところはカットしなければならない。

そういう事情は残念だったけど、純粋に楽しかったよ。

元々、原作の物語自体が素晴らしいというのもあるのだけれど、役者さんたち皆の演技がカッとんでて、毎回毎回笑わせてもらった。

物語とテンポと演技がうまく嚙み合うと、とてもいいアニメになるんだなあ。

あと、思いのほか、劇伴が良かった。

サントラ、プリーズ。

 

正直、原作イッキ買いするほどハマるとは思ってなかった。

初手からジャーマンスープレックスかまされた主人公、好きになれるかな……とドン引きした時期もあったけれど(笑)、後半に入ってぐんぐん株を上げてきた。

やればできる子!僕、晴明!

 

大変面白かったので、たぶんアニメ、もう一巡すると思う。

『妖はじ』バンザーイ!

今後は原作も追い続けていくよ!

 

 

 

 

学園長の正体とその俗物っぷりを堪能したければ、13巻と14巻がおススメ。

思ったより学園長のIQが低くて、好感度が上がった(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、まだまだ続刊出てるからね~。

たかはし先生ファンなら、17巻と18巻を読もう!

秦中さん家も熱いよッ!!

 

 

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評価 (★:1点、5点満点)

 

 シナリオ     ★★★★★

 キャラクター   ★★★★★

 演出・テンポ  ★★★★☆

 作画・美術   ★★★☆☆

 音楽       ★★★★★

 総合       ★★★★★

 

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