【アニメ感想】『薔薇王の葬列』第1話~第12話 | 雪花の風、月日の独奏

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嗚呼、壮絶なるリチャードいぢめ……。

 

 

原作未読。

事前情報一切なし。

台湾配信サイトで見かけたので、1クール目まで一気に駆け抜けたが、うわあ…という感じ。

いい意味で、うわあ。

 

リチャード様、母には忌み嫌われ、兄妹には絆を盾に言い様に使われ、なんかもうこの世に希望ってあったっけはてな、と言わんばかりの不幸属性。

希望も、愛した人も、安らぎをくれた人も、気安い間柄だった人も、全て赤薔薇に奪いつくされていく(と本人が強く思い込んでいるのが哀れ)。

史実に沿って話が展開していくので、救いも何もないだろうとは思いつつ、ここまで丁寧に闇堕ちしていく過程を見せてくれたら、もう何も言えんよ。

超・濃厚なドラマ。

ヘンリーがポンコツすぎて、マーガレット様に同情するわ。

 

ただ、物語としての完成度が高い分、「アニメ」としての物足りなさが浮き彫りになるわけで。

台湾でも「PPT動漫(紙芝居アニメ)」と揶揄されるほど、止め絵の乱用。

暴力的なシーンや性的なシーンもあるので、そこをモノクロの止め絵で演出するのはいいんだけど、それ以外の場面もほぼほぼ止め絵なので、臨場感が足りない。

声優さんの演技が秀逸であればあるほど、絵面に不満を覚える。

何のための「アニメ」なのだ…。

 

 

 

 

原作の方がよっぽど臨場感に溢れてますねえ。

とりあえず最終回まで視聴して、それからRenta!で原作を読破します。

 

 

ちなみに我輩のお気に入りはこの二人(↓)。

 

 

 

夫婦だけど、友達で同志のエドワードとアン。

二人が幸せになる未来を見たかったよ(薄い本でも作るか