【ゲーム感想】『夏ノ終熄』体験版 | 雪花の風、月日の独奏

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主にギャルゲ、時々百合。

 

 

ヒロインのビジュアルだけで買い、じゃ。

 

 

当該ブランドのゲームは未プレイ。

ライターがかずきふみ先生ということで、体験版をプレイ。

というか『9-nine』ファンです。『きみめざ』も秀作でした。

 

設定は有川浩『塩の街』を思い起こさせる。

『塩の街』は未曽有の災害とそれにまつわる悲喜こもごも、そして渦中の真っただ中にある主人公たちのラブストーリーに焦点が当たっていたけど、本作は災害が収束しつつある世界に残された二人の交流に重点が置かれている(つまり災害そのものは話の中心ではない)、という印象。

でも、かずき先生のことだから、「世界的な伝染病」にもトリックが仕掛けられているんじゃないかと疑ってしまう…。

実はちょっと切ない夏物語じゃなくてバトルものだって言われても我輩は驚かんぞ。

 

あと、閉鎖社会にふたりぼっちって設定は「minori」の『eden*』を思い出す。

世界最後のラブストーリーって切なくていいよね。

 

 

 

メインヒロインは現代の女子高生だからか、会話の文体には現代のリアルな談話傾向が反映されている。

「やば」「うま」とか、伝統的なギャルゲのヒロインは使わないイメージがあるから、却って新鮮。

でも性格はギャルっぽくないから安心したまえ、兄者諸君(誰?

生き生きとした三咲里奈さんのお芝居が大変素晴らしく、三咲さんの演技だけでもプレイする価値あり。

 

タンパク質の確保が困難で、山に自生している植物に頼ったサバイバル生活も見どころの一つかな。

電気もガスもなくて、米一つ炊くにも一工夫必要な生活の描写を見ているだけでも面白い。

バッタはエビっぽいのか。。。そうか。。。

 

 

 

 

発売日が夏の終わりというところにもこだわりを感じるぜ。

システム面では、お気に入りボイス登録機能とスクショ機能が搭載されているのがありがてえ