【アニメ感想】『結城友奈は勇者である-大満開の章-』第11話&最終回(総括) | 雪花の風、月日の独奏

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( ノД`)シクシク…

 

11話に感動して、興奮のあまり先週感想を書くのを忘れてました…。

銀さん…銀さん…。

銀さんの姿が映るだけで、我輩の心のダムは大決壊…。

 

 

 

11話で天の神との決戦でスパーク。

スーパーヒーロー・結城友奈の頼もしいことといったら…。

6人の力が一つになるくだりだけでも熱いのに、「勇者は根性!」で銀さんの三つ巴紋を出すのは卑怯だよ…

泣けって言ってるようなもんじゃないか…(ノД`)・゜・。

 

続く、最終12話ではその後の四国の様子が見られる。

普通のヒーローものは悪を倒して大団円!で終わるものが多いけれど、『ゆゆゆ』は戦いの後始末をきっちり描写している。

人々の戸惑い、大赦の崩壊、政治的な混乱、滞る物資に不満を募らせる市民。神樹様に依存していた頃の方が平和だったんじゃないか、と思わせる情勢不安。

脅威は去っても日常は続く。

既成のシステムがなくなってからの方が混乱や暴動は大きかったりするというリアルを描写している点が『ゆゆゆ』のすごいところ(右翼的な人々とか宗教に走る人々とかメッチャリアル)。

まるまる1話かけてそれを描いてくれているのも嬉しい。

やっぱりエピローグは時間を割いてなんぼだよ!

 

銀さんの墓参りのシーンでは、またしても我輩落涙。

あの天衣無縫なそのっちが号泣してるだけで辛いわ…。

そして、ようやく教え子に面と向き合うことができて、泣き崩れる安芸先生の姿も痛ましい。

たった一言、「ごめんなさい」。

安芸先生はそれを言うことができず、これまで歳月を重ねてしまったと思うと、ね。

うう、銀さん…(´Д⊂ヽ。

 

結局、四国以外の地域は滅亡してしまったようだけど、生態系は生きている(雑草と鹿のたくましさよ…)。

なら、人間だって生きているかもしれないと勇者部一行は世のため人のため、何年経っても活動し続けるのでありましたとさ。

4年後のにぼっしーと犬吠埼姉妹、ハイパー美人!!

 

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総評。

 

終わりよければすべてよし。

 

序盤の楠編と中盤の乃木編のはしょりっぷりにはついていけなかったものの、終盤は広げた風呂敷をきちんと畳んでくれた上に、銀さんの逸話、銀さんに関する小ネタも多く、非常に感動的な話に仕上がっておりました。

とりわけ、11話の作画、音楽、演出が往年の少年漫画かってぐらい上質で熱い!

みんな11話を7兆回見ようぜ!!!(無理

 

2014年に放映が開始したこのシリーズも7年。

最初は東郷さん東郷さん言ってた我輩も、気が付いたら銀さん銀さんとしか言わなくなっていた。それだけ彼女の勇姿には感銘を受けたということ。

変身美少女、BUNBUN氏のキャラデザ、花をモチーフにしたコンセプトという柔らかな印象を醸し出す一方で、主人公たちが直面する現実が重々しいのも印象的だった。

この世界で起きてることって、若者が「お国のために死んでこい!」と戦地に送り出される戦争そのものなんだよな。

「銀ちゃんは英霊になったのよ」の台詞がそれを一番象徴している。

 

あーだこーだ言いながらも見続けてきてよかったです。

勇者部一同に、敬礼ッ!

 

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評価 (★:1点、5点満点)

 

 シナリオ     ★★★☆☆

 キャラクター   ★★★★★

 演出・テンポ  ★★★★☆

 作画・美術   ★★★★★

 音楽       ★★★★☆

 総合       ★★★★☆

 

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