今日の授業では、予想外の出来事が発生。
なんと、学生さんの機嫌がめっちゃ悪い。
いつもニコニコ笑顔を絶やさない人なので、
一体何があったのかと思ったら、
授業とは関係のないことでトラブルがあった模様。
しかし、学生さんの機嫌が悪いと、授業もスムーズに行かない。
受け答えもコーラスも微妙になること必須。
では、教える側のやることは一つ。
彼らの気分を底上げするしかない!
まずは、今の学生さんの状況を示す「機嫌が悪いです」を導入。
頭のいい人なので、導入が済んだら自分でも「機嫌が悪い」という表現を使い始めた。
うーん、すごい。
その後は、「私は、機嫌が良いです」「金曜日、機嫌が悪かったです」など
関連する表現を紹介して、その場を温める。
次に、彼らの趣味、好みに絡めた話題を提供してボルテージを上げていき
宿題としてお願いしていた「故郷の紹介」で、テンションストップ高に。
授業が終わる頃には、学生さんもいつも通りのニコニコ笑顔😊
反省点も多々あれど、ポンコツ教師の授業は今週もなんとか形になったのでありました。
外国で暮らしてると、言葉の壁は言わずもがな、
文化の壁、行政手続きの面倒くささ、ひいては差別や偏見も待ち構えている。
言葉や文化を教えながら、同時にできる範囲でメンタルもケアしていくことが
教える側のやるべきことなんだと思った一日だった。
ちなみに、学生さんの気分を向上させるのに適したアイテムとして
私が重宝しているのが「るるぶ」の「都道府県いちばんかるた」。
かるたという伝統遊戯を紹介できるだけでなく、
日本の名所・名産・地理も教えられる一石二鳥のすぐれもの。
これで1000円は破格のお値段。
ささやかなお礼としてガンガン宣伝するぜー!