三つ子の魂百まで。
……という表現が正しいのかは分からないけど、
人間を取り巻く環境はそう簡単には変わらない。
生物の進化が容易いものではないように、
男を取り巻く女の役割もそう易々と変化しない。
第32話のレビューでも書いたように、
星野アイは、アクアや斎藤社長を含め、すべての男にとって永遠の偶像(マリア)。
衰えることない容姿と純粋さを持ちながら、単体で生殖を可能にするイコン。
だから、彼女は役割を終えると、流れ星のごとく舞台から去っていった。
偶像(マリア)は日常に存在しないからこそ、価値が跳ね上がるものだから、ね。
では、他の女性の立ち位置は?
アクアにとって、有馬かなは本妻のポジション。
「いちばん守りたい存在」。
アイ亡き後、初めて彼の心を揺さぶった人。
口うるさいけど、愛嬌があり、
プロフェッショナルとしての誇りを持っている。
アイと一緒に生活していた頃、最も平和だった過去の象徴であり、戻りたいと思える場所。
一方、黒川あかねは愛人のポジション。
「現状打破のための有能な人材」。
復讐劇の駒を一歩前に進めることができる奇異な能力の持ち主。
アクアの復讐に力を貸すといい、彼のすべてを肯定する。
別の女が好きであっても側にいてくれればいいと、献身的に寄り添う。
どう見ても負け戦だよ!黒川あかね!
でも男性ってこういう愛人ポジションの女性めっちゃ好きなひと多いよね、やっぱ都合のいい女って付き合うの楽なのかな
失礼。噛みました、てへぺろ☆
そして、双子の片割れ・ルビー。
「自分にできないことを全てやってのける存在」。
アクアと違って、好きなものを隠さず、常に全力投球。
理性で自分の気持ちを制御するアクアとは対照的に、ルビーは本心と言う感情を隠しはしない。
だからこそ、自分の復讐劇に付き合わせたくないと思っていたのに―――――。
うーん、異世界転生やアイドルというトレンドは押さえつつ、
古式ゆかしき人間模様や痴情のもつれを描いているのが『推しの子』なのである。
特に痴情トライアングルは往年のドラマ同様、こじれにこじれてクソ面倒くせえ……。
よって、我輩はやり手のキャリアウーマンへとジョブチェンジしたミヤコさんを選ぶぜ!!
イチゴ社長、お付き合いを前提に奥さんと結婚させてください!!!(支離滅裂
さてさて、アイ候補の女優陣の仁義ある戦いにより、主役の座にはルビーが座ることに。
文字通り、役者は揃った。
全てはアクアのシナリオ通り。
けれども、星は永遠不滅の存在ではない。
寿命を迎えた星がブラックホールへと転じ、新たな星の誕生を促すように、
アイという星の瞬きは消え、次の星たるアクアマリンとルビーが輝き、その煌きを終えようとしている。
最後に笑うのは神か星か、それとも―――?
カミキヒカルVSアクアの最終対決は、来期に持ち越しかな?
3期はたまたま映画が撮れるだけの子供部屋おじさんの活躍が多いので、
2期よりも満足度高いです。
本作、いまだ夢見るオッサンたちを重点的に見てると、
新たな発見があって意外と楽しいぞ!!
































