雪花の風、月日の独奏

雪花の風、月日の独奏

ゲーム、アニメ感想メインの堕落ブログ。
主にギャルゲ、時々百合。

2020年10月、自分の作った作品をLINEスタンプとして公の場にリリースしました!
2022年3月にはLINEスタンプ第二弾をリリース🥳

こぐまエンジェル・ひなたん:
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こぐまエンジェル・ひなたん その2:
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大切な人たちと共に逝きたい女の子。

大切な人に生きてほしい人でなし。

「君が幸せになったその時、私があなたに絶望を与えてあげる」

この上なく残酷な約束。

果たしてそれは、どちらにとってより「残酷」なのか―――。

 

 

 

 

実に面白かった!

すれ違いラブストーリーとしての山場と落としどころとしては最高。

相手が生きる希望を得た瞬間にその芽を摘み取ろうとするとは、素敵な嫌がらせだな。

 

 

 

相手を永遠に独占したいという百合色のカニバリズム。

それが『わたたべ』の表層なら、本作の本質は「人でなしの母性」。

けだものの「本能」に従えば、比名子を食べたくて仕方がないはずなのに、汐莉は比名子の健やかな成長を望み、「理性」で己の「本能」を抑え込んだ。

それは、孤独な彼女が永遠に続く生で初めて得たもの。

 

なんて美しい親子愛の物語。

『わたたべ』は昨今の家庭や教育現場に欠けているものを教えてくれる。

子供は本来大人の意図なんて気にせず、健やかに育てばよいのである。

愛し子よ、ただ、そこに在れ――。

 

 

 

比名子を巡るライバルのはずなのに、気が付いたら汐莉専属キャリアコンサルタント(笑)と化している美胡ちゃんの存在も、この作品をさらに骨太にするのに、一役買っている。

表向きは、清涼剤兼コメディアンとして活躍しつつ、まっすぐで歪んだ愛で繋がっている人魚と比丘尼を地上に引き留める役割を果たしている。

最も獣に近い彼女が、一番俯瞰的に物事を観察できる立ち位置にいるという構図が興味深い。

本当によく練られた作品だよ。

 

 

 

 

そして、女の子の涙は美しい。

特に、弱って隙だらけで今にも倒れそうな子の泣き顔は最高だぜ!(←マテ

 

 

最大の見せ場は収束し、残すは後日談なのか?

趣味100%で視聴し始めたのに、まさかこんなに社会性・メッセージ性の強い作品だとは思わなかったなあ。

『ロックレディ』や『わたたべ』のように、理屈好きの我輩は社会性の強い作品が大好きデェス。

もっと隠れたメッセージをカモンカモン!!

 

石田彰の無駄遣い~。

予算があるアニメは、役者が豪華だッ!

んでもって、アウトサイダーシリーズの無駄遣い~。

期待していた方向に話が進まなくて、我輩、激おこぷんぷん丸よッ!(古い

 

アキラがアンドロイドだと判明してから面白さが回復した『永久のユウグレ』。

しかし、人間とAIの恋愛を描きたいのか、友情結婚的な関係性を描きたいのか、方向性が定まっていないので、キャラクターに感情移入しにくい。

特に、アキラがユウグレに惹かれる理由がいまいちピンとこない。

結局「同じアンドロイドだから」という安直な理由で二人がひっついた気がする。

7年も大好きな人たちを甲斐甲斐しく世話したのに、置いてけぼりを喰ったアモルが不憫でなりまセン。

この作品で、気持ちを寄せやすいのはやっぱりアモルだよね……。

 

そして、明らかにいらなかったゲストの方々。

全然物語の本筋に絡んでこない人々を登場させては退場させるより、ヨイヤミとハクボにスポットを当てて、「捨てられた子」であるヨイヤミの内面をもっと掘り下げていれば、終盤の彼女の懊悩にもっと共感できた気がする。

出番は少ないけれど、割とおいしい活躍をしているハクボに比べて、ヨイヤミはいろいろ貧乏くじをひいている。

 

 

とりあえず、以下のショットを見て、無聊をお慰めください。

 

 

 

今週のマイヒロイン・ベストショット。

微笑みも愁いを帯びた表情も全てが麗しい。

 

 

 

うーん、我輩もおねえちゃんに「気持ち悪い」って吐き捨てられたい(マテ

人魚の「祝い」。

家もなく、家族もなく、ただそこに「在る」だけの存在が、初めて祈った切なる願い。

それは、皮肉にも愛おしい彼女にとって「呪い」となったーーー。

 

 

 

 

揺れ動く心に焦点を当てたストーリー、シンプルなようで複雑な三角関係、仄暗さを一層かき立てる劇伴。

どれをとっても今季最高と名高い(当社比100%)『わたたべ』。

今回、その魅力が最高潮に達する。

 

 

 

仮面の魔性・汐莉の口から零れ落ちた願い。

永遠を孤独に生きる彼女にとって、比名子は初めて出会った「希望」だった。

比名子は物語の立ち位置的に「八百比丘尼」であるとともに、汐莉にとっての「日向(ひなた)」でもあったんだね。

太陽のようにまばゆく、生まれたての雛鳥のように無邪気に寄り添ってくれる存在に、孤独な化生は救われた。

その命を初めて尊いと思ったのに、待っていたのは悲惨な未来。

ずっと輝いているはずだった太陽は大切なものの喪失によって翳りを見せ、底知れぬ深海に魅入られるようになってしまった。

 

 

 

未来への希望を与えたつもりだったのに、それが比名子を絶望の淵に落としたと知った時の汐莉の表情。

青く澄んで人間的だった瞳が、魔性の金色に戻っていくこの一連の映像美に背筋が凍る。

自分の善意がどれだけ人間にとって残酷なのか、汐莉には分からない。

彼女が「ひとでなし」であることを如実に示した名シーン。

感嘆のため息しか出てこない。

 

 

でも、汐莉は比名子が「変質」してしまったことを理解してはいても、彼女の気持ちを分かろうとはしていなんだろうな。

でなければ、「前と同じように記憶を消そう」としないはず。

自分にとって都合の悪いことは、なかったことにしてしまえばいい。

どこまでも傲慢で利己的。

自分のためだけに、自分の心の安寧のために、生きていてほしい。

さすが「ひとでなし」。

強い立場にある存在の一方的な善意の押し付けを実に巧みに描いている。

 

 

汐莉は美胡ちゃんと違って、人間側の尺度が理解できない。

そも理解するつもりもなさそう。

彼女、自分がいいと思ったことは、相手にとっても幸福に違いないと考えている節がある。

だからこそ、汐莉は、人間に寄り添って生きるようになった美胡ちゃんに、「対話しろ」と叱咤を受けることになった。

 

人間と妖怪だけれど。

 

人間と妖怪だからこそ。

 

言葉を交わす必要がある。

 

通じる言の葉があるのなら、思いを伝えればいい。

動物に言葉がない(と思われる)のは、そもそも言葉を交わす必要がないから。

気配、行動、空気で相手の意図を容易に察することができる。

けれども、人には言葉がある。

それは、人は言葉なしでは相手と思いを交わすことができない、悲しい生き物である証左なのだ。

 

 

まさか妖怪もので対話の重要性が語られるとは微塵も思わなかった。

しかし、どんな世界においても対話は重要。

「語らずして理解してもらいたい」は人間の傲慢なのだ。

人とあやかしの物語は、我々に本質的なことを伝えようとしている。

これほどまでに上質な作品に出会えて、我輩は非常に幸せである。

 

 

 

ストーリーもさることながら、登場人物の一瞬の表情にも手を抜かないのが『わたたべ』。

9話のカット。

いつも泰然自若としている汐莉がわずかに見せた「寂しさ」。

目に痛いアクションと過度な顔芸で人を引き付けようとする昨今のアニメにはない心意気を感じる。

 

うーん、なんだろう。

このモヤモヤした感情は……。

 

以下、結構な辛口です。

見たくない人は回れ右!!!

 

 

 

 

 

 

原作を読んでいた時は全く思わなかったんだけど、アニメを見ていると、岩ちゃんにだんだんもどかしさを感じるようになってきた……。

 

異様に「いい子」なんだよね、岩ちゃん。

 

自分より他人優先。

常に周囲を見ている。

自分が邪魔にならないよう常に配慮。

 

なんだか、若者らしさがない。

あと、「そこまで周囲の視線を気にする必要がある!?」と感じる瞬間もある。

行き過ぎた謙遜は卑屈に見えることもしばし。

大人にとって「理想の女子高生」って趣きであり、乙女ゲームの汎用聖母型主人公のようで、徐々に私の好みからは外れてきている。

我輩、若者はもっとヤンチャで冒険心に溢れている方が好きなのデス。

尖がることは若者に許された特権。

 

 

主人公に肩入れできないと、恋模様もあまり感情移入ができないわけで。

特段ライバルがいるわけでもなく、告白に障壁があるわけでもなく、奥手な二人の遠回しなアピールが続くばかりで、むずがゆい。

原作では神城の矢印がどこを向いているのか若干分かりにくかったんだけど、アニメだと声がついているから、割と分かりやすくて、それが逆に仇となっているのかも。

とりあえず、最終回までは視聴するが、もっと山場プリーズ。

 

オーマイガーッ!!

 

『顔のない月』のリメイク版の体験版をクリアする前に!

別のギャルゲ体験版をクリアしちゃったッ!?

 

 

 

仕方ない、だって私はかずきふみ信者。

あ、『クリミナルボーダー』のコミカライズ、おめでとうございます(遅

マンガでもイッキくんと辰也くんのイチャイチャを拝める日が来るとは思いませんでした(違う

 

 

というわけで、かずき先生待望の新作『CRACK≡TRICK!』の体験版をクリア。

え?なに?

遅い?クリアスピードがカメの歩み?

だって、我輩、今年はリアルが忙しい……orz

 

 

 

そんな中の人のプライベートはさておき。

かずき先生の、かずき先生による、かずき信者のためのかずき節が再び。

先生のテキストは本当に読みやすいし、会話劇が本当に楽しい。

楽しい会話でなくても楽しい。

主人公とヒロインの会話の応酬だけで、ご飯がどんぶりで5杯はいける。

 

そして、元気っ娘がとにかく可愛い。

自分、ギャルゲだと明るくてキャピキャピした子よりも、おとなしくてどこかおっかない子が断然好みなのだが、ことかずきふみ作品になると、なぜか元気印の娘さんに惹かれてしまうのだよ。

先生の描く元気っ娘って、嫌味がなくて本当にいい子だからかな?

元気で主人公にもよく絡むけど、絡み方がしつこくないし主人公の側も交わすのが上手いから、見ていてすがすがしい。

 

『9-nine-』だと、新海兄妹の絡みが最高だった。

『夏ノ終熄』もユウジくんとミオの何気ない会話に癒された。

『ツヴァイトリガー』だと、由那が可愛い。

みんな友達に欲しい。

 

 

 

ちなみに、メインヒロインはこの人です。

 

ヒロインにあるまじき表情。

いや、むしろこんな顔だからこそ可愛いのか。

ジト目には一定の需要があるからなッ!!

松岡さんのお声も可愛い。

上昇イントネーションの「~です?」も可愛い。

 

もはやボキャ貧状態で、可愛い以外何も言えんよ。

可愛いは正義!!

 

 

声の好みで言えば、アデーレお姉様を演じる奏雨さんが一番ツボった。

極限まで感情を抑えて、何を考えているのか分からない彼女の性格を見事に体現した演技がお見事。

あのお声で心行くまで罵られたい(ぇ

 

 

シナリオも序盤からかっ飛ばしてて、まさか三ヒロインのうち一人があんなことになるとは……。

先生お得意のループを生かして、閉鎖空間でどんな推理劇を繰り広げるのか。

これはぜひとも製品版を購入して、真相を確かめねば。

 

 

しかし。

 

せっかくのボイス付き主人公なのに、なにゆえパートボイスなのだ。

 

そこだけは声を大にして言いたい。

あと、いくらなんでもマグロ過ぎないかい、ハヤテ先輩。

もっとガッツいてくれてもいいのだよ!?

 

―――あんなにも食べたくて仕方がなかったのに、いまは口にするのも辛い。

 

―――こんなに愛しているのに、本音で君に向き合えない。

 

―――こんなにも生きてほしいと祈っているのに、死に魅入られた君に届かない、私の声。

 

 

 

うおおおおお!

 

カニバリズムの魅力を余すところなく体現した、究極の愛のカタチ!

この作品、自分のツボを突きまくってやまない!

情緒の描き方が見事!

 

百合は!情緒が!

爆発する!!(落ち着け

 

 

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ハイな!朝でも夜でもコンバンワ!

風邪をひいてノックダウンし、ようやく復活の美萩です。

インフルじゃなくて良かったけど、一時期やっべー状況でした。

これだから冬はダメなんだよ…。

 

そんな個人情報はさておき、揺れ動く登場人物の心情描写が巧みと評判の百合アニメ『わたたべ』。

死の淵に手をかけていた比名子に対して、妖艶な藤田咲ボイスのあやめさんは、とんでもない置き土産を残していった。

自分の仄暗い望みを叶えてくれる。

そう思ったから、汐莉に全幅の信頼を預けていたのに。

当の汐莉は、比名子の望みを真逆の祈りを持っていた。

 

よくよく考えれば、車両とともに海に沈んだ比名子の両親。

海の中、瀕死の体で娘に声を掛けられるはずもなく、比名子が聞いた「最後の望み」は誰か別の人間のものである可能性は考えていたが、それが汐莉とは。

 

魔性の情動に抗ってまで、比名子を助けたというのに、当人からは痛い一言。

比名子の「ひとでなし」のセリフが汐莉と視聴者の心を抉る。

うーん、恋愛模様におけるすれ違いはやはり絶品ですな。

美胡×比名子は陽だまりのような温かみがあって、これはこれで美味しい。

のだがッ!

この作品は、やっぱり汐莉×比名子の「お互いの望みを押し付け合う」ウェットな関係性が非常に魅力的。

『わたゆり』といい『ささこい』といい、相手を意識していく過程の見せ方が秀逸なのですわ。

 

 

 

今週のハイライトは、仮面の魔性・汐莉が心情を吐露するシーン。

BGMが非常に感傷的で、印象に残った。

 

そして、「人間と暮らしていた頃の汐莉」のカット。

おぞましくも美しい彼女の本性がお目見え。

ビジュアルが素晴らしい。

 

いえーい!ミステリアスなシスター、いえーい!

 

 

いえーい!!人を掌の上で転がす策士、いえーい!!

 

 

 

 

いえーい!!!思ったよりも反応がおばちゃんのアンドロイド、いえーい!!!

 

 

というわけで、今回はたった数分ではありましたが、待望のアウトサイダーシリーズが再登場。

麗しのハクボおねーさま、怜悧な性格かと思いきや、意外とおちゃめで、株がうなぎのぼり。

こんな面白キャラならもっと早く活躍させてほしかったケロ!

 

大量に出しては深く掘り下げないゲストキャラを登場させるより、ユウグレ姉妹機にスポットを当てた方が物語としても断然盛り上がるだろうに、ゲストをとっかえひっかえし続けるとは、この作品の方向性がいまだに分からない。

とりあえず、エルシーの行く末やトワサの行方とかより、我輩のハクボ様やみゆきちボイスが素敵なヨイヤミを映してくれればそれでいいや(オイ

 

 

妖刀・藤田咲(By『波打ち際のむろみさん』)の魅力炸裂。

ゆかり様に代表されるように、藤田さんって意味深でちょっと怖いおねーさんの演技が抜群なんだよなあ…。

あの甘いけれど、どこか冷たい声で襲ってこられたら、(恐怖で)昇天しますわ我輩。

 

 

さてさて。

声ヲタの声優語りはさておき。

どこか寂寥感漂うデートの次は、若者らしく夏合宿。

しかし、あらゆる妖怪を誘引する比名子が歩けば、新たなトラブルの種が勃発するというもの。

汐莉とみこちゃんの努力も虚しく、我らが死にたがりのヒロインはまたしても妖怪に襲われる。

この作品、キャラクターデザインは可愛いのに、出てくる妖怪はなかなか強面と言いますか……おっかない外見の輩が多いのね。

汐莉の「本性」も初お目見え。

船乗りを誘惑する西洋の人魚とは対照的に、極東の人魚はどこまでもおぞましい。

この湿っぽさが『わたたべ』の魅力だよね。

 

比名子が好きなあまり暴走しがちな魚&狐コンビとは異なり、比名子と出会って間もないあやめさんは、いとも簡単に汐莉が隠したがっていた秘密を詳らかにしてしまう。

八百比丘尼が人魚の肉を口にして不老不死を得たように、比名子はすでに汐莉の血肉を得て驚異的な回復力を得ていた模様。

それをひた隠しにしていた汐莉の本心や如何に。

普段から笑顔の仮面で本心を見せないようにしている人が、ひび割れた仮面の隙間から見せる素顔には、心動かされるものがある。

 

愛おしい娘を前にして必死に彼女を陸につなぎとめようとする美胡ちゃんの献身は健気。

みこちゃん×比名子はおいしい。

しかし、「願いを押し付け合うだけ」というすれ違いが続く汐莉×比名子もまた美味。

矢印は完全にお互いを向いているのに、言葉足らずで想いが届かないこのジレンマ。

たまらんですわ~!

最近、男女カプの破壊力が足りないので、百合アニメのカプ萌えは本当にありがたい。

昨今のアニメは、感情の機微の描写が不足していてよッ!

『わたたべ』並みにもっと情緒ぐちゃぐちゃになるやつをカモンッ!!

 

( ゚д゚)ポカーン

 

 

なんなのだ、この作品(ノット誉め言葉

警備員に見つかりそうなのに、アモルが当の警備員にタックする一連の流れが分からない。

図書館のおねーさんが鞭を持って女王様と化す流れにも???だよ。

 

このアニメ、どんどん何がやりたいのか分からなくなってきた。

シエラ―制度という非常に興味深い設定を設けているのに、それが生かされていない。

主人公のアキラは結婚制度が当たり前にあった時代の人間だし、アンドロイドのユウグレは婚姻に固執。

もっとジェンダーやダイバーシティに切り込むのかと思っていたけれど、本当にお飾り程度なのね。

結局スポットが当たるのは性的な部分のみ。

単純に女性のサービスシーンを見せたいだけなのかな。

非常に残念。

 

待望のアウトサイダーシリーズが再登場するも、出番はほんのわずか。

我輩のハクボさんをもっと映してケロ!!

 

岩ちゃん、もっと自信を持って!


と、声を大にして言いたい。


最初は彼女の奥ゆかしさを好ましく思ったものの、謙遜や奥ゆかしさも行き過ぎれば卑屈に映る。



そもそも彼女は神城を神格化しすぎている。

確かに神城はカッコいいが、自分から見ると等身大の「普通の男の子」。

女性陣に受けもいいが、別に芸能人でもなければ、海の向こうの人でもない。

日常と地続きにいる人なのだ。

岩ちゃんにオトメフィルターがかかっているのは分かるけど、もうちょい普通の人間として扱ってあげてもいいのでは?と思う場面が増えてきた。

岩ちゃん、冷静になろうぜ。



神城も神城で「全力で慰める!」と言いながら、まだ告白はせんのかーい。

見ていて大変焦れったい二人である。

神城母、もっと突いてやってたもれ。



二人の矢印は互いを向いている。

しかし、当人たちは全く気づいていない。

この状況を打破するためには第三者という起爆剤が必要。

そろそろ鮎川くんといとこのねーちゃんが動き出すかな?