みなさん、こんにちは!
佐賀在住の骨格矯正師、Mikiです。
就活を舞台にした青春ミステリー小説、浅倉秋成著『六人の嘘つきな大学生』を読みました。
つい先日、映画化されるということで本作を手に取りました。
青春ミステリーを50代で読むなんてと思わないでくださいね。
時々「ザ・青春」みたいなストーリーを読むと自分の青春時代を思い出して楽しいです。
最近の若者事情も知れるのも、私自身の気持ちを老化させないのに役に立っているはずです。
たぶん…
私には就活はもう遠い昔の話ですが、この小説を通して現代の就活事情をリアルに垣間見ることができました。
就活生たちが抱える葛藤や不安、企業側の思惑などが克明に描かれており、今の就活が抱える問題点も浮き彫りにされています。
特に印象的だったのは、就活生たちの心理描写です。
自分の子供たちも最近就活を経験したばかりなので、彼らの姿に重ね合わせて胸が熱くなる場面もありました。
この小説を通して、人間は様々な側面を持っているということを改めて実感しました。
登場人物たちはそれぞれ嘘を抱え、真実を隠しています。
でも、その嘘の裏には彼らなりの葛藤や苦悩があったのです。
私たちはつい人の一面だけでその人がどんな人かを判断しがちです。
でも、この小説はそのような一面的な見方では真実を見失ってしまうことを教えてくれます。
就職活動はまさに情報戦であり心理戦です。
限られた情報の中で企業に自分を売り込み、内定を勝ち取るのは容易ではありません。
この小説は、そのような就活という戦場を舞台に嘘と真実が織り成す人間ドラマを描いています。
現代社会における人間関係やコミュニケーションのあり方についても考えさせられる作品です。
本作は実写映画化され、2024年に公開予定です。
映画では、原作の持つ魅力をさらに活かした作品になるのではないかと期待しています。
それでは素敵な日々をお過ごしください。
またお会いしましょう。