(178)福岡県うきは市の日岡(ひのおか)古墳・・・装飾古墳として有名
若宮八幡神社の境内にある若宮古墳群のなかで最後に築造された古墳。
<前方部・古墳登り口>
前方後円墳で、全長78m、前方部幅35m、後円部直径40mで高さ5m。
<後円部を望む・若宮神社の鳥居の奥が装飾壁画を見れるところ>
前方が西、後円部が東を向き、周壕が廻っていたよう。
埋葬施設は後円部西側に南西方向に開口する両袖式で、羨道の奥に玄室がある単室構造の横穴式石室。
石室の奥壁全面に赤・白・緑の三色による6個の同心円文、わらび手文・三角文があり、周囲の壁には武具、魚、船、馬、獣などが色を使い分けて描かれているらしい。
装飾の芸術性の高さから日本の装飾古墳の代表的な一つとして国の史跡に指定されている。
残念ながら石室の装飾の見学は原則毎月第3土曜日の古墳見学時のみ公開 (5日前までに要予約)されてるとのことで、思い立って訪問したばっかりに、その日は当然見れなかった。(反省)
石室の写真がないとまったく見ごたえのない古墳なので、うきは市の観光HP(Ukihalove.jp)から転載させていただいた。
副葬品は見つかっていない。埴輪片が見つかっている。
築造は550-600年ごろ(古墳時代後期の6世紀後半)と推定されている。