(135)奈良県天理市 大和古墳群 下池山古墳(前方後方墳)
大和古墳群は、総数約22基の前方後円墳・前方後方墳・円墳等で構成される
古墳時代初期の前期古墳群。下池山古墳はその中でも珍しい前方後方墳だ。
◎下池山古墳(前方後方墳)
道沿いからきれいな後方部がみれる。
前方後方墳で全長約120m、後方部長さ約60m・幅57m・高さ約14m、
前方部長さ約60m・幅27m・高さ約6m。
周濠あり
埋葬施設は平成7と8年の調査で、後方部に
竪穴式石室(長さ6.8m、幅1m前後、高さ1.8m前後)が発見された。
内部から全長約6mの割竹形木棺や鉄製品などが見つかったほか
石室の北西側の小石室から直径37cmの内行花文鏡が出土している。
築造時期はAC300-350(4世紀前半・古時代前期前半)ごろ。
引用・参考/現地案内版・天理市観光ガイドHP(天理市観光協会)・
波多子塚古墳「後方部北側の調査成果」(天理市教育委員会)