(133)奈良県天理市 大和古墳群・波多子塚古墳

(前方後方墳・全長140m)

大和古墳群は、総数約22基の前方後円墳・前方後方墳・円墳等で構成される

古墳時代初期の前期古墳群。

 


波多子塚古墳

特徴は前方部が非常に長い前方後方墳であること。
全長140m、後円部の東西幅50m、前方部幅14m・前方部長90m。

 



埋葬施設は、近代に改変された墳頂部の石垣に板状の石材が

多く使われていることから竪穴式石室と推測されている。

葺石と周壕の存在が平成10年の発掘で確認されている。

埴輪は朝顔型・鰭付型・特殊器台型などが周壕から見つかっている。



東殿塚古墳の墳形と相似の可能性があり、同古墳の系譜をひく可能性が指摘されている。



築造時期はAC260~325年ごろ(3世紀後半~4世紀前葉)と考えられている。



引用・参考/現地案内版・天理市HP(文化財課)・波多子塚古墳「後方部北側の調査成果」(天理市教育委員会)