(117)福岡県富津市 新原・奴山古墳群 7号墳(一辺24m・方墳)




新原・奴山古墳群は福岡県富津市の台地にあり、

前方後円墳、方墳、円墳からなり遠くに玄界灘を臨む。

7号墳は方墳で、新原・奴山古墳群のある津屋崎古墳群では唯一。



古墳群の西端に位置し、一辺が最大24m


墳丘上に玉砂利が敷きつめられ、鉄斧や琥珀原石が表面で採集されたことから、

古墳であると同時に祭壇的な役割をもったのではないかとの説も。



墳頂

 


玉砂利が見える

 

 

2014~15年の地中レーダー探査によって埋葬施設の深さや範囲が明らかとなった。

 
築造時期は、出土した須恵器からAC410~40年ごろ(5世紀前半)とされている。

被葬者は宗像氏関係者なのであろう。

なお7号墳のすぐ近くには小さな円墳の8号墳がある。



 

引用・現地案内版・『国指定史跡 津屋崎古墳群 整備基本計画』に関する再検討「新原・奴山古墳群の整備計画」・富津市役所教育部文化財課発行のパンフレット