108回 「左足でブレーキ、右足でアクセル」を原則に!



愛車のプレリュード「オートマチック」


こんにちは!今回はいつもの古墳ご紹介ではなく、悲惨なオートマ車のアクセルとブレーキの踏み間違い事故をどう防ぐかについての提案です。

度々起こる高齢者の踏み間違い事故!多くの尊い人命が失われ、加害者となった方は重い罪に問われ、被害者・加害者の家族もまたそれぞれに深く傷つく様を報道で見聞きすると、ナゼいつまでのこうした事態を防ぐ有効な対策が、行政からも自動車メーカーからも打ち出されないのか疑問に思います。

確かに行政では、高齢者の免許の返納や免許更新時の運転機能チェック、自動車メーカーでは急加速の感知など機能性の向上が図られようとしていますが、高齢者から免許を奪うことによる日常生活の困難さの解消は後手に回っているうえ、自動車の機能向上は買い替えや費用負担が伴います。

そこで私は、次の提案を警視庁及び各都道府県の公安委員会に検討いただきたいと思います。

1,これからオートマ限定の免許を取得する方

左足に障害がある方を除き『左足でブレーキ、

右足でアクセルを操作する』ことを原則とするべき。

理由/人間はあわてていると微妙な操作を誤りやすいものです。私たちもパソコンやゲーム機の操作などにおいて平常心では間違えないことも、緊張時や急いでいる時によく間違えます。しかし幸いなことに人命に影響がないことがほとんどですので、事なきを得ています。ですが自動車の運転のそれは命取りです。
ブレーキペダルとアクセルぺダルの間隔が少ない場合に、あわてた脳が右足に指令を出す場合の微妙な踏み位置の狂いが、急ブレーキを踏み込む勢いそのままにアクセルペダルの一部でもズレてしまうことがあってはいけません。足の調子、靴の形状や大きさが変わっただけでも危ない!

それを防ぐには、右足でのみGOとSTOPの操作をおこなう運転方法を改め免許証取得以前の運転講習時から、左足に障害がある方を除き『左足でブレーキ、右足でアクセルを操作する』ことを原則とする講習に切り替えるべきです。この訓練が最初からされていると左足と右足の操作を間違えることはまずないのではないでしょうか。バイクの運転操作を考えるとわかりますが右手でアクセル、主に左手や足でブレーキを操作します。あわてた時に右手がアクセルを吹かすことはまず無いでしょう。
是非左右での操作分離を早急に検討してほしいと思います。

2,すでに免許を取得しオートマを運転している方向けに

公安委員会などが、自動車教習所等で左足ブレーキ、右足アクセルの実践訓練を安く受けられるよう推奨・推進するべきです。

また自動車メーカーも左足ブレーキの運転方法を推奨すべきです。

マニュアル車で免許を取得した方は最初は左足クラッチと同様の動きで急ブレーキを何度かかけてしまいますが、ゆっくりブレーキを踏むことを繰り返すうちに慣れてきます。
この運転方法になれると長距離運転の際、右足にだけ負担がかかることはなくなります。私の経験から若いうちはすぐに順応できると思われます。現在すでに高齢者の方の場合の順応性について、ぜひ国など関係機関で検証していただき、有効性があるようなら、早急に導入すべきと考えます。

理由/これから誰しも高齢化を迎えます。また激しい緊張や平常心を失う瞬間が来るとも限りません。
これまでも踏み間違い寸前でヒヤリハットした方も実は大勢いらっるのではないでしょうか。踏み間違い事故は高齢者に限らないと思います。

おわりに

私は40年前にマニュアル車による普通免許を取得し、数年後にオートマチック車に乗り換えました。その際に友人から、「最初から、左足でブレーキを踏むようにした方が安全だし、右足が疲れないうえに操作性がよい」とのアドバイスを受け現在に至っており、一度もアクセルとブレーキのニアミス踏み間違いすらありません。右足と左足の役目が脳の中に明確に分離されているからだと思います。

こうした考えをお持ちの方は実は結構いらっしゃのではと思います。みんなで声を上げてアクセルの踏み間違い事故による悲惨な事故を減らしたいものです。