給与計算って地味に見えるかもですが… | parisienのブログ

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 働いている人ならまさにこれだけと言ってもいいくらい楽しみな「給料日」…

 しかし、その支給額を決定するにあたり計算事務をこなしている人には、結構緻密かつ正確な業務が求められていることを忘れてはなりません。近年では給与計算ソフトなるものも流通しているが故に、予め登録した従業員個人のデータを入力することで、自動的に計算してくれる優れものもありますが、その入力をするのは我々人間であり、ここを間違えると当然のことながら、誤った給与額がはじき出されます。

 

 自分も以前に依頼を受けてやっていたことがあるのですが、確実な毎月の収入源になる、給与計算は企業のお金に関わる心臓部とも呼べることから余程の事がない限り、まず仕事自体を他の人に取られることはない…などといったメリットがある一方で、金額を上にも下にも間違えることの出来ない緊張感や、支給日が決まっていることによる時間厳守が求められるためにその間体調が悪くても満足に休めないといったデメリットもあります。

 

 とくに時給制で働くアルバイトやパート、そして月給制でも休みがあった場合の控除など、タイムカードと照らし合わせながら間違いなくこなすのは結構細かな業務です。

 

 またいくらソフトで自動計算してくれるから…といっても、確かにソフトは人が正しく各項目を入力すれば間違いなく金額をはじき出しても、後にその給与明細の内容に不満を訴えた従業員に「なぜこうなるのか?」の説明を求められた時に答えられるようソフト任せにするのではなく、ある程度控除関係を中心とした内容を熟知しておく必要があります。

 

 労働契約の内容に基づいた支給(時給制、月給制で休んだ場合の控除はどうなっているのか)、時間外や休日出勤があった場合の手当関係や、各種社会保険関係の控除の方法(雇用保険と健康保険・介護保険・厚生年金は控除方法が異なる)、源泉所得税も扶養家族の有無で異なるし、福利厚生費の本人負担がある場合にもそれを見落とすことは出来ないし、実費弁済的な交通費も各種社会保険と源泉所得税の場合で扱いが異なることも頭に入れておかなければなりません…

 

 あぁ給与計算って、地味に見える事務作業ですが、結構大変で奥が深いのです…