1つ前のブログに書いた、アコードクーペに見つかったオイル漏れ。
地面が濡れていた場所はCVT変速機の下でした。
エンジンオイルよりもいやーな印象でした。
ベースラインカスタムズさんに予約して初期診断してもらった結果、
左フロントのドライブシャフトの付け根部分に異物が絡まって、それがオイルシールを傷めてオイルが漏れていたようでした。
変速機を後ろ斜め下から見上げた様子。
その異物、見せてもらったところ、長い髪の毛のようで材質は金属、色は真っ黒、細いスチールウールのようなものでした。(上の写真には少し写っています)
ここは普段はアンダーカバーで覆われて見えない場所のため、オイル交換時に気づくこともありませんでした。アメリカ時代からそこにあったのか、日本に来てから走行中に拾ってしまったのか、不明です。あるいは小動物が巣を作ろうとしていたのか・・・。
ドライブシャフトはディファレンシャル(デフ)から出てますが、FFにつきデフはCVT変速機と一体構造なので漏れていたオイルはCVTフルードでした。
修理方法としては、左前の足回りを分解してドライブシャフトを抜いて、パッキンを交換、再度組み立てだそうです。
エンジンヘッドカバーから若干のオイル漏れも見つけてくれたので、この機会にあわせてガスケット交換になりました。
ショップのほうで部品調査と見積もりをしてもらったところ、部品は国内で入手可能、金額はリーズナブルなものでした。まあ、いくら高くても直さない選択肢はありませんでしたが。
国内で入手可能だったのは、RC1型オデッセイ用を流用可能だったからのようです。(予想通りでよかった)
「オイルも十分残っているので修理までの間は乗っても構わない」と言ってくれていましたが、用心して乗らず、他の車でやりくりして過ごしました。
写真はすべてショップのご厚意で撮ってくれたものです。
以下、実際の修理の様子。
ドライブシャフトを抜いたところ。
オイル漏れの原因だった傷んだシール。
CVTオイルも可能な範囲で同時交換をお願いしていました。
抜けているオイルは真っ黒ではありませんが、それなりに汚れているようです。
ドレンボルトの磁石にくっついてた鉄粉の量は特別多くはないとのことでした。
CVTの内部に異常があるということはなさそうでした。
これが一番うれしかったです。
エンジンヘッドカバー(タペットカバーともいうらしい)のガスケット交換、完了間際。
写真は取り忘れたそうですが、カムシャフト周辺のカーポン汚れは悪くはなかったそうです。
写真でいいので見てみたかった・・・。
修理から戻ってきたアコードクーペは、CVTオイル交換が効いたのかスムーズになっていました。
CVTオイルのメーカー指定はホンダHCF2というオイルですが、それとなく聞くと、互換オイルが入っているようでした。
純正オイルしかありえないと思っていましたが、製造元からHCF2相当と謳われているオイルならまあ問題ないでしょう。
重大な故障でなく、直ってよかった。
まだまだ乗れそうです。
余談ですが、
ショップ社長が最終確認のために試運転(試乗)をしたとき、私がずっと悩んでいる異音に気づいてくれたようで、
「ショックから音がしていました。交換したら直りますよ」
と言ってくれました。
わずかな試乗だけで発生源を特定できてしまうのは豊富な経験によるものでしょう。さすがとしかいいようがありません。
ショックアブソーバー自体はそれほど高価な部品ではないそうなので、また何かのときに交換できればいいなと思います。