一人旅の大変さがハンパじゃない話と、インドのパーティの話。 | 世界を旅するラブレター

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「アラサー・独身・彼氏ナシ」現代女性の三重苦を背負ったバックパッカーが、さらに「住所不定・休職」をステータスに加え、世界一周に旅立ちます。

ナマステ!(こんにちは)

 

以前、一人旅のツラいポイントとして「具合が悪いと余計に不安」

「大荷物で移動のときトイレに行きづらい」などを紹介しましたが

リアルタイムでは新たな「一人旅問題」勃発中の

ミギー(ブログ書くときは無表情)です。

 

 

リアルタイムではネパールのカトマンズで足止め中。

 

次の冒険先として、ネパールのムスタン元王国を狙ってるんですが

この場所に入るには入境許可証(パーミット)が必要なんです。

 

で、そのパーミット取得条件のひとつが「二名以上のグループであること」。

つまり、一人旅のわたしだけでは申請できないのです。

 

ムスタンは最近まで外国人の入域が禁止されてた地域なので

知名度がイマイチなうえ、

パーミット代が高額(最低10日で500ドル、以降1日50ドル)なので

旅行者自体がそんなにおらず。

 

誰か同じ日程で行く人がいれば、

いっしょにパーミットを申請させてもらえることが判明したので

ここ数日、汗だくで十数社の旅行会社をまわり、他の旅行者をさがしまくりました。

 

結果、幸運にも助けてくれる人が見つかり

ようやくパーミットが取れそうです(現在、申請中)。

途中でこころ折れそうだったけど、あきらめないでよかった。

 

 

で。

ムスタン元王国の次はチベットに行きたいんすけど、

2013年9月現在、

チベットも単独旅行者には入境許可証を発給してくれません。

(規定のグループツアー、もしくは2名以上のプライベートツアーのみ可)

 

 

うぉぉおぉおおおお!

 

そりゃーさ!

 

わたしだって、友だちとか、犬顔男子とか、彼氏とか、恋人とか、ラバーとか、

婚約者とか、夫とか、旦那とかと旅できたらいいと思ってるよ!

 

好きな人といっしょにいたら、

ただ存在してるだけでも昇天しそうなくらい幸せなのに

さらに!いっしょに旅しちゃうなんて!

なにそれ!幸せレボリューション!

 

でも、相手いないんだっつーの!

旅でる直前にフラれたんだっつーの!

こっちは一人旅しか選択肢がないんだっつーの!

 

脳内BGMとして、シャ乱Qの「いいわけ」サビ部分

♪ LONELY 誰も孤独なのかい LONELY 君はひとりかい ♪が

エンドレス・リピートされちゃうレベルに

今!現在!まさに!一人なんだよ!

 

晩婚世代というより、むしろ晩年未婚世代と呼ばれそうなアラサー独身女に

世界はもうちょっとやさしくなってもいいと思う。

 

こんなわたしでも、懸命に生きているのです。

 

取り乱しました。すみません。

引き続きパーミット問題がんばります。

 

 

-----【リアルタイムここまで】-----

 

急にヤギ。

 

前回ご紹介した温泉のある北インドの街、ヴァシスト。

毎日数回、温泉に通っては

ひたすらザンスカール・トレッキングの疲れをいやしておりました。

 

そんな、ある日。

2013年の年始を南インドのゴアでともにすごしたダラムサラ在住の友だち、

ケルサンから「カソールでパーティ(野外フェス)あるから行こうよ」とのお誘いが。

 

出演アーティストもよさげだったので、湯治もそこそこに即移動。

 

ヴァシストからカソールまでは、

イスラエルの女子たちとタクシーをシェアして350ルピー(約600円)、3時間。

マナリからバスでも行けます。バスだと5~6時間くらい。

 

 

てなわけで、カソールにやってきました。

 

インドのパーティといえば、11月~2月は南インドのゴアが有名ですが

5月~10月は北インドのカソールやマナリでも、

ちょいちょい野外パーティが開催されてます。

 

デリーとかバンガロールでも、人気アーティスト呼んで

クラブでパーティやってました。イケイケですね。

 

 

カソールで宿をさがすも、今日から三日間開催されるパーティを目当てに

世界各国からパーティピーポーが集まっているため、どこも満室。小さい街だしなー。

 

えー。マジかー。今夜どこ泊まろう…と一瞬不安になるものの、

パーティはすでに始まってるので、とりあえず荷物もって会場へ。

どうにかなるでしょ。

 

で、エントランス行ってビックリ。

入場料三日間で2000ルピー(約3000円)。

なにその値段。

 

ゴアで高額だ!と言われたHill TopでのNew Year Party 2013ですら

三日間で1000ルピー(約1500円)だったのになー。

 

とはいえ、このためにカソールに来たので2000ルピー払って入場。

ちなみにフライヤーはコレ。

 

パーティは初日から大盛り上がり。音もかっこいい。

1000人以上は来てたんじゃなかろうか。

 

会場の装飾が、結婚式用の布だったりするのが若干気になりましたが。

 

写真撮るの忘れるくらい、たのしかったです(言い訳)

 

会場で友人ケルサンを探すも、見つからず。

まだ来てないらしい。

 

フロアをぶらぶらキョロキョロしていたら、

チリチリヘアーの男性と、あまいマスクの男性のコンビに声をかけられました。

 

酸化スチールウールのようなヘアスタイルなのが、サミー。

中級のお菓子のようなスィートな顔立ちなのが、ダニエル。

ふたりともドイツ人で、ここカソールに家を借りて住んでいるそう。

 

わたしが「宿が満室で今日泊まるところがない」と言うより前に

「オレたちの家に遊びにおいでよ!泊まってもいいよ!」と誘ってくれた

ミラクル・ジェントルマンたちです。

 

「そんな…初対面の男性の家に泊まるなんて…わたし…乱暴されちゃうっ」

などとは微塵も思わず、ウキウキでおじゃましました。

 

ちょっと前まで、家なき子だったわけですから。

脳内では鼻歌うたいながら、軽くスキップしちゃってるレベルです。

 

古い一軒家をふたりで少しずつ改装したという家は、居心地最高。

 

サミーはわざわざ新品のマットレスを倉庫から出してきて、

わたしの寝床をつくってくれました。やさしい。

髪型を酸化スチールウールに例えてごめんなさい。

 

 

翌朝、朝食までごちそうになって、とりあえずお別れ。

ふたりは今日はパーティに行かず、家のドアを修理する予定らしい。

こういう時間のすごしかたもいいなぁ。

 

そういえば、ふたりの家の庭にはマリファナが生え放題でした。

「育ててる」ではなく、カソールではその辺に雑草レベルで「生えてる」のです。

日常の風景なので、リアルに誰も気にしてません。

  

わたしは運よく見つかった宿に荷物を移し、本日も意気揚々とパーティ会場へ。

 

よっしゃ!踊るぞー!

と、気合いという名のビールをカラダに流し込んでいた矢先。

 

警察が来て、

音を止められ、

パーティ中止。

 

えー。どういうことっすか。

我々に事情が説明されるわけもなく、とにかく中止。

 

3日間で2000ルピーも払ったのに、実質1日半で終了。

 

このガッカリ感をデートで表すなら。

 

金曜から会う約束してて、しかも相手は「土日も予定ない」と宣言してて

こりゃ、金曜の夜からエンドレスで、土曜までなだれ込んで、

あわよくば日曜までなし崩しだぜ!と思い、

念入り、かつ、ていねいに風呂で股間の毛刈りをしたり、

部屋を掃除したりしてたというのに、

金曜の夜早めにエロいこともせずデート終了、

即解散されたときのような落胆っぷりです。

 

どういうことなの、これ。

みこすり半劇場かよ(捨て台詞)。

 

 

さっきまで「うぇーい!」とか言ってたパーティピーポーたちも、

落胆の色を隠せません。

 

友人も見つからないので、仕方なくわたしは宿に戻り

電子書籍「HUNTER×HUNTER」キメラアント編を読破し、号泣。

わたしも「この瞬間のために生まれてきたのだ」といえる瞬間を、

いつか迎えてみたいぃぃいいいいいい。と、鼻水たらしながら泣いてました。

 

 

海外で本を読むと、3割増におもしろいので

きっと海外でデートすると、これまた3割増におもしろいんじゃないかと思います。

 

最後に恋人(またはそれに近しい人)と海外に行ったのは、いつだったかなーと

思い出そうとしましたが、もはや歴史上の出来事レベルに昔のことでした。

 

思い出が過去を補正して、美しく見せてくれてるだけかもしれませんな。

 

 

読んでくださり、ダンニャバード!シュバラットリ!(ありがとう、またね)

 

 

I’m still alive , and i love u.

 

 

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カトマンズのクラブに遊びにいったら、お客さんが男性ばっかりで

フロアが「魁!男塾」みたいだったので、滞在時間15分で帰宅を余儀なくされたミギーに

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