味噌ラーメンの元祖は大宮さんの「三平」ですが、昭和の時代は他にも村中の
母さんの「純連(スミレと読んだ)」や、菅原さんの「富公」とかも好きでした。
村中さんは人気の「彩未」や「八乃木」の源流となる村中系の元祖で、息子さんに
純連を譲った後も、新琴似で「駅」で変らぬ美味しいラーメンを食べさせてくれ
ましたが、体調が思わしく無かったようで閉店。
ラーメンの情熱が熱い村中の母さんが、三度目に立ち上げたのが「おにやんま」
こちらはその内に行ってみようと思っていたらこちらも閉店…と、残念に思っ
ていたのですが、最近そのブランドが復活しているのを知り、夏場は休業して
いたのですが、11月より再開と言う事で、早速行って来ました。
作っているのは息子さんで「すみれ」の店主、村中信宣さん。ラーメンは味噌・
塩・醤油ともに税込1000円。
村中の母さんのラーメンの特徴だった、角切りにしたゴロゴロチャーシューでは
なく、一枚物のチャーシューと炒めたミンチが入っていました。
味噌ラーメンとチャーシューの相性は微妙な所で、醤油の時は気にならないのが
味噌に入れると獣臭さが立ってしまいます、なので三平では挽肉にして、村中の
母さんは細かくして接触面を増やし気にならないようにしていたのですが、さすが
そのあたりの工夫は怠りなく、気になる部分は無く美味しくいただけました。
その分、味はかなり濃厚で塩分・脂分に注意するように言われているジジィの私
は、さすがにスープは飲み干せなくて、スープを飲んだ後に出て来る丼の店名は
少し丼を傾けると言うズルをしてしまいましたが。
スタッフさんに伺うと村中の母さんはお元気らしいです。うれしいことです。★
豊平区中の島二条六丁目1-5 土・日・祭日の昼のみ営業