今年初の寿司は回る店で、札幌の人気御三家の一つなごやか亭へ
まずはこの季節らしい物で、冬ニシンの頰被りからいただきます。
薄く切った大根を酢でしめ、柔らかくしたものを重ねて握ってあって
釧路の駅弁でイワシの頰被りと言うのがあって、私は大好きですが
あれのニシンバージョンですね。さすが釧路が本拠地のお店です。
脂の乗ったニシンをさっぱりっといただく事が出来、美味しかった。
真だち(マダラの白子)の軍艦は、ポン酢をかけいただきます。
とろり、ややねっとりとした濃厚な味わいを口にする時、北海道に生まれて
来て良かったと思う瞬間ですね、北海道の冬の万歳!です。
他にサーモン、縁側、甘エビの人気三点盛りやマグロ、大好きなイカ耳
どれも美味しくて満足の後、レジで1000円札を二枚出すと、「大事な
《お宝》2000円、お預かりさせていただきます」…ですと。
彼女は、指定のマニュアル通りに一生懸命仕事をしているのでしょうが
北海道弁で「おちょくられて(からかう)」いる心地で、私はちょっと不快。
「へっ俺の《お宝》はズボンの中でェ」と、心の中で毒づいていましたが…
すみません、寿司ネタの話が、いつのまにやら下ネタになりまして。
他所のチェーンでも、席に着くとホール係が板さんを呼んで、「お願い
します」、板さんが「私が心を込めて握らせていただきます」なんてやり
取りがあったけれど、こんな無理やり感のある接客はいらないのでは?
来ていただいて嬉しい、ありがとうございますの意味での本心から出る
笑顔と、ハキハキした応答は接客の基本だし、気持ちが伝わるけれど
過剰な修飾詞はいらないなぁ、私は…言わされている感が強すぎて。
まあでも、回る寿司とは言え、寿司はやっぱりハレの日の食べ物感強い
から、こうして「過剰にお客様扱い」を受ける事を良しとする方も、一定数
いらっしゃるのでしょうかね?
私はちょっと、居心地悪いのですけれど。
「この時期ならではのネタ、大満足でした。ご馳走さまでした」で終われば
いいものを、また余計な事を書いて…だから嫌われジジィなのですが。