ランチパスポートの利用期間が迫って来て、折角なので優先度合いの
低かった(失礼)お店も連続して試して見ました。
最初の店は札幌駅地下アピアにあるラーメン青竜。
ここアピアには以前「七福」と言う店があって、そこはお昼にかかる出張の
時とか、時々入ったのですが、こちらもアピアになる前の札幌駅名店街の
頃からの老舗だそうですが、すみません入るのは今回が初めてで。
元祖味噌ラーメンの三平が大評判になって、札幌のどの店もが味噌を
出すようになりましたが、モヤシなどを炒め厨房に動きを出す…辺りは
一緒ですが、その中身は三平とかなり違った味噌も(当然ですが)
もやしの炒め方がサッとだったり、醤油と同じチャーシューを載せたり
悪い意味ではなくて、そこは「人のやり方は参考にはするけれど丸々
真似はしないぞ」と言う昭和職人の矜持があったのだろうと思います。
スープを一口すすると、ややサラサラの甘目の味噌に適度なラードが
溶け込んで、熱さが下がりにくいという典型的昭和の味噌ラーメン。
いや、いい意味で懐かしくていいです。塩加減も抑え気味だし。
麺は和田山製麺の様で、少しだけアルデンテっぽい僅かに粉っぽさを
感じるかな?という茹で加減も好きです。
チャーシューはこのスープではやや獣臭さを感じるかな?と言うタイプ
ですが、これも多くの店で感じる味噌と一般的チャーシューとの相性の
悪さです。(元祖の三平は挽肉を使いチャーシューは使いません)
なので、ここの店の物が特に苦手と言う訳ではなく、それの解消に
私は一度、スープの底の沈めておいて後から食べるようにしています。
札幌駅付近でラーメン食べるなら結構選択肢があるので、つい今まで
スルーしていましたが、懐かしく嫌味の無い味噌ラーメンは悪くなかった
です。
パスポートのお陰で味の確認が出来て良かった。ごちそうさまでした。
ただ、醤油も塩も味噌も同じ値段(税込720円)は良いんだけれど
作りは一緒の様で=醬油にも塩にもモヤシが入ると言うのは私はダメ
なので味噌に限っては、選択肢が広がって良かったです。
札幌駅地下 アピア ウェスト