大番 もりそば(中盛り) | Bグルときどき腕まくり

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主に札幌のラーメン他B級グルメの感想。口に合わなかったものは載せないので最低「普通に美味しい」ですが、お気に入りは★~★★★を付けました(☆はおまけ)。
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正午まで余裕を持って大通に着いたので、テレビ塔地下の大番でもり蕎麦。

 

ここは平日の正午を回るといつも長蛇の列、しかもオヤジ比率ほぼ100%で

女性はまず見かけません。(向かいの同じ店の手打ち店には女性もちらほら)

 

人気の秘密は何と言ってもその価格と量でしょうね。

 

 

もりそばの食券400円、中もり券100円で、併せてワンコインでこのボリューム。

 

そばは白っぽい更科系、返しは入口に合った一斗缶を見る限り外注品の様ですが

価格を考えたら当然でしょうね。味も万人向けな上、バラつきもないでしょうし。

 

久し振りに食べましたが、八割位食べ進んだ所で、汁に味変用に一味唐辛子を

追加して無事完食しました。食が細くなったものです…

 

 

唐辛子を追加しながら、落語「疝気の虫」を思い出していました。

 

疝気とは、漢方用語で男性の下腹部の痛みを指すのだそうで、これは疝気虫と

いう虫が起こし、普段は男の下腹部の別荘=「袋」に住んでいて、筋を引っ張った

りして悪さをするのが原因だそうで。

 

この虫が大好きなのが蕎麦で、蕎麦の匂いがすると口元まで上がり、おこぼれを

いただく、逆に大嫌いなのは唐辛子で、体に着くと体が腐ってとけてしまうそうで…

ある男が夢の中でこの疝気の虫を捕まえ、以上の様な苦手なものをを聞き出した

所で、この虫退治を思いつきます。

 

まず女房に存分に蕎麦を食べさせ、男はその口元で匂いだけ一杯かぐ。すると

疝気虫がたまらず這い出し口元まで来たが何もない。これは異なことと外を見ると

隣の口が蕎麦をズルズル、これはたまらん大好物と虫は女房の口へと飛び入る。

 

頃合いを見計らって男は、かねて用意してあった唐辛子を溶いた水を女房の口へ

驚いた疝気虫は急いで逃げ込もうと下腹部に下がるが、いつもの別荘はそこには

…無なかった…という寛政年間に作られた笑話本が土台の古典落語ですが。

 

 

蕎麦とは関係ないですが、先日、柳家権太楼の独演会に行ってきました。

興味おありの方はそちらのブログもどうぞご覧なってみて下さい。

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