ワンコインではなく、こちらで蕎麦。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160824/00/mightymogu/36/f1/j/t02200105_0640030613730851365.jpg?caw=800)
11時半頃お邪魔すると、結構古めの店内(不潔ではありません)に
お客さんは無く、ご主人が手持ち無沙汰な様子椅子にかけ店内の
テレビを見ていました。
一瞬、しまった!と内心思ったのですが、それは隠しおおもりを注文。
ご主人が一人でやっていらっしゃるようで、やや大きい声でハッキリと
した口調で話されるご主人は、お見受けした所70後半?でしょうか。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160824/00/mightymogu/8b/17/j/t02200165_0640048013730851366.jpg?caw=800)
手打ちそばで、お値段はもり、かけ共税込み600円とお手頃。
出てきたお蕎麦、短いです。とても。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160824/00/mightymogu/1b/d1/j/t02200165_0640048013730851367.jpg?caw=800)
ゾゾ〜っとたぐると言うより、一口づつ箸で運んでパクパクと食べると
いう感じで、こんなの蕎麦ぢゃ無い!と、お怒りの方もいると思いますが
私はこれ、別に嫌いじゃないな。
蕎麦の太さが一定じゃ無く、厚い部分も薄い部分もあって、それが食感に
変化を付けてくれ、ちょうど刀削麺の不揃いと同じ楽しさ。
この手の田舎蕎麦にありがちな、厚さの違いによる茹でムラも感じないし。
ツユはタップリの鰹節の香り、「辛」を抑えたやや甘めのものですが、ダシが
効いていて、蕎麦湯で割ってもしっかり香りが立っています。
そう言えば蕎麦湯は、私が口開けの客のせいか、サラサラでしたが。
店の入口右手に製麺のスペースがあります。
勘定の折、10割ですか?と伺うと、ちょっと混ぜていますとの事。
あそこで毎朝打たれているにですねぇ、うちの婆さんもよく打って
くれましたと言うと、「そうなんですよね、なぜか爺さんはやらなくて(笑)」
うちの婆さんは、鶏をつぶして出汁をとっていまして…「そうそう、昔はね」
朗らかなご主人と、半世紀以上前の共通情景が浮かんでこころホッコリ
お腹もみたされました。ご馳走様でした。☆
今は蕎麦を打つ奥様っているのかなぁ?
パスタ打つ人はいそうだけれど。
そのぶん、会社でそれなりの地位の親父とかに、蕎麦打ちとかいそう。
休日、部下を呼んで作務衣に着替えて蕎麦を打って振舞って。
味に自信がないから、吟醸酒何本か用意して、部下はそれだけが
楽しみで…って、それじゃまるで「寝床」の世界ですが。