バス通りから見える「無化調、自家製麺」が気になって入ってみました。
自家製麺は文字通り製麺業者からの仕入ではなく、自店で手打ち
無化調は「化学調味料不使用」の事なのは、ご存知の通り。
以前、このブログでもぼやきましたが、化学調味料の事を「うまみ調味料」
などと呼び換える輩やメディアが増えているには、何か感じ悪いですよね。
これがチャイニーズレストラン シンドロームの原因か否かはおくとしても。
スープは鶏と和出汁で、アッサリ系の清湯と、コッテリ系の白湯の二種
味はそれぞれ醤油と塩のみで、四択問題。
う~んとメニューと睨めっこしていると店主が「テレビの番組で食べ比べを
した時は、鷄そば醤油が評判良かったですよ」と助け舟。
あっさりの醤油か白湯の塩か迷っていた所だったので、醤油に決定。
オーダーした後カウンターの張り紙を見ると、こちらの醤油とそれ以外で
麺をちがえているようです。(因みにこちらは北海道産夢飛龍100%)
麺はやや白っぽい縮れ麺で、一般的な札幌の麺より番手を一段細くして
あるかも知れません。滑らかでコシもあって好みです。
鹹水も抑えてあるか、使用していないか?という感じを受けます。
これ、自家製面するのは大変かな?と、推察します。
スープの味はスッキリとして、塩気も適度なので、私は好みですが
脂たっぷりに魚粉も大量に入れて…系とは対極なので、お口に合わない
人もいるかも知れませんが。
デザイナーの深澤直人さんが、「旨い料理は傾向として味が薄く感じる。
これはまさに味が舌に近寄るのではなく、舌が味に寄っていこうとするので
ある」と、仰っていたそうですが、その話を思いだしました。
トッピングは鳥チャーシューと豚バラの2種類。
鳥肉嫌いの私も(ソップ出汁は当然平気ですが)、まあギリギリ許容範囲。
ギトギトには見えないルックスですが、スープは結構最後まで熱々で
いただけたので、結構脂も入っていそうです。
切立型の丼のせいもあるのかもしれませんが。
無化調、自家製麺というと、万人受けしないかな?とも思いましたが
もう昼前から混んでいます。
6:4位で白湯頼む人が多い様だし、次は白湯塩も食べてみたいですね★
念のためですが「ラーメンは無化調でなければ」などと礼賛するつもりは
ありません。
化学調味料の事を「うまみ調味料」と呼び換える輩が嫌いなだけで。
無化調だったらどこの店も美味しい…訳は無く、化学調味料結構入っている
昔ながらの伝統的札幌醤油は大好きですし、機械打ちの森住の麺も大好き
どちらが…と言う話では無く、店主の想いが詰まった一杯と、自分の好みと
一致した時のラーメンは美味しい…と言う当たり前のオチなのですけれど。
東区北47条東8丁目
【関連の過去ブログ】 2012/02/08 無化調とアトム系