西屯田通りを歩いていて、たまたま目についた「黒松内の田舎そば」の張り紙。
地味な居住まいに興味を惹かれ、入ってみました。
出された品書きには「冷たい蕎麦」しか載っていませんが、私が見落としたのか?
「蕎麦は冷たくてこそ」の私とは、ポリシー合いそうだから良いのですが。
ちなみに、田舎そばも品書きには載っていません。
量は一般的です、との事で大盛りをオーダー。
思君楼や叶庵のような、野趣あふれる太い蕎麦かと思いきや、普通の更科より
少し太いかな?という感じのそばです。
しっかりした噛み応えは越前そばを思い出させます。
汁の方は、どれか突出した材料の香りとか、甘さや鹹さのない優しい味で
蕎麦が引き立ちます。
「太いのが出てくるのかと思いました」と言うと、「更科蕎麦の店なので、違和感が
ない太さにしたのと、太くしたため中が生な場合がありますよね、あれが嫌で」と。
はい、思い当たります。あるいは中まで火を通すため、表面がベロベロになって
いたり…とか、ありますよね。
因みに、蕎麦湯は結構トロトロの濃いめに見える湯と、いま茹でに使っているもの
とをブレンドして出してくれました。
濃いままで、とリクエストしたら出してくれるのかな?
次回聞いてみよう。
お値段は普通盛り800円、大盛り1000円と、サラリーマンの昼飯には高めですが
食堂系蕎麦屋でない求道系になるかな?という蕎麦にしては、リーズナブルな方
と言うことでしょうか。☆